ブックタイトル東北大学 アニュアルレビュー2014
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東北大学 アニュアルレビュー2014
「ワールドクラスへの飛躍」と「復興・新生の先導」を目指して2013年4月~2014年3月の動き2013年(平成25年)4月1日学際科学フロンティア研究所発足4月1日リーディングプログラム学生認定式4月4日平成25年度東北大学入学式東北大学総長里見進7月30、31日オープンキャンパス8月7日里見ビジョンの公表東北大学は、1907年(明治40年)の建学以来、一世紀以上の歴史を有する総合大学として、「研究第一」の伝統、「門戸開放」の理念、「実学尊重」の精神を掲げて優れた人材を輩出し、卓越した研究成果を創出して、平和で公正な人類社会の発展に大きく貢献してきました。今年は阪神・淡路大震災から20年、東日本大震災から4年、また、4月からは私の総長としての任期6年の後半戦に入ることになります。これまでの約3年を振り返ってみますと、震災で損なわれた教育・研究機能や環境は整備され、震災前と比べても遜色のないレベルにまで復旧しました。特に、建物や設備の復旧は順調で、昨年末までに多くの教育・研究施設が竣工しました。12月に予定されている地下鉄東西線の開業と合わせて、東北大学のキャンパス環境は大きく変化します。私が総長就任時に掲げた「東北の復興・日本新生の先導」と「ワールドクラスへの飛躍」は、まだ十分に達成出来ていません。震災直後の混乱の中で設置された東北大学災害復興新生研究機構のもとで実施されている8大プロジェクトは、災害科学国際研究所や東北メディカル・メガバンク機構、耐災害ICT研究センター、複合生態フィールド教育研究センター(女川)など拠点となる建物が完成し、研究成果も徐々に形を成してきました。3月に仙台で開催される国連防災世界会議では、災害科学国際研究所をはじめとして多くの本学関係者が参画し、研究成果とこれまでの取り組みを発表することができました。また、東北メディカル・メガバンク機構は岩手医科大学との共同作業で、昨年までに6万人を超える遺伝子情報を集積しました。そして標準的な日本人1,000人の全ゲノム解析を基にして、日本人に適した遺伝子解析が可能となるジャポニカアレイを世に送り出すことができました。「ワールドクラスへの飛躍」に関してもより一層の努力が求められています。教育面では昨年4月に発足した高度教養教育・学生支援機構を充実させ、GPA制度や科目ナンバリング制度等の整備を行う必要があります。また、グローバルリーダー育成プログラムを推進し、日本の若者を世界に送り出すとともに、海外から多くの若者を受け入れる体制を整備していきます。その一環として、海外の著名な大学と共同で学生を教育する国際共同大学院プログラムがスタートします。これは文部科学省で公募したスーパーグローバル大学創生支援(SGU)事業として実施されるもので、4月にスピントロニクス分野でスタートします。5年以内には本学の強みとする分野や、人類にとって将来大きな課題となる分野など、7分野の共同大学院を設置することになっています。7分野以外でも国際共同大学院を設置したいと希望している分野があります。国際共同大学院の数を20程度まで増やすことができれば、我々の目標とする世界30傑大学の一員になれると考えています。本冊子では、2013年度に発行された本学広報誌「まなびの杜」の記事を中心に、本学の様々な取り組みの中でも特筆すべき成果を紹介しています。本学の取り組みについて皆様にご理解いただくとともに、引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。9月25日東北大学学位記授与式10月1日東北大学知の創出センター設置10月12日106周年ホームカミングデー10月12日小田和正氏作詞・作曲の東北大学校友歌「緑の丘」ホームカミングデーで初披露11月1~3日?13東北大学祭11月29日国際文化研究科創立20周年記念行事2014年(平成26年)1月1日産学連携先端材料研究開発センター発足2月25、26日平成26年度東北大学一般選抜入学試験「前期日程試験」3月12日平成26年度東北大学一般選抜入学試験「後期日程試験」3月26日東北大学学位記授与式まなびの杜『まなびの杜』は東北大学の広報誌であり、地域や住民との連携を図り、市民の皆様に本学の状況及び教育研究活動について理解を深めていただくために、広報誌「まなびの杜」を平成10年に創刊しました。高校生が読んでも分かる文章を目指して編集しており、幅広く一般市民の方々に読んでもらうことを想定しています。3月末(春号)、6月末(夏号)、9月末(秋号)、12月末(冬号)の年4回発行をしており、現在第70号まで発行されています。本冊子は、2013年度に発行されたまなびの杜をもとに編さんしております。34