ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

概要

東北大学グローバルビジョン

教育学研究科・教育学部【部局のミッション（基本理念・使命）】○教育学研究科・教育学部は、教育に関する学術研究を推進するとともに、その成果を学際的かつ総合的見地から教授し、豊かな学識を基礎とする高度な研究能力並びに専門的知識及び技能を備えた人材を養成することを通じて、教育科学の継承及びその創造的発展に寄与することを目的とします。【機能強化に向けた取組方針（～2 0 1 7年度）】○私たちは、教育に関する豊かな学識を基礎とする高度な研究能力並びに専門的知識及び技能を備えた人材を養成するという部局の基本理念に基づき、学部・大学院における実践的知識の形成を目的とするカリキュラムを整備するとともに、東日本大震災後の復興支援に積極的に加わることを通して、教育学・教育心理学分野における先端的研究を追求することを目指します。○私たちは、「ワールドクラスへの飛躍」に不可欠である外国の大学との研究者交流・学生交流を進めるための環境整備と留学を希望する学生への支援体制の確立に取り組むとともに、教育に関する学術研究の拠点である中核大学として国際共同学位の開発を強力に推進します。【重点戦略・展開施策】1.グローバルリーダー育成のための教育改革現在取り組んでいる「アジア共同学位開発プロジェクト」（5年間）の一環として、共同学位カリキュラムを高麗大学（韓国）などと協議しています。2012年度から英語によるサマーコースなども実施しています。今後4年間において、この事業を更に発展させます。具体的には、1新たな外国人教員の採用により英語による授業を3倍に増加、2独自の奨学金制度により学生の留学を2倍に増加、3教育ネットワークセンターに留学生受入れ専用窓口を設置することにより外国人留学生の数を2倍に増加することを目指します。2.世界を牽引する最高水準の研究への挑戦現在取り組んでいる「アジア共同学位開発プロジェクト」及びその後継プロジェクトにより、教員・大学院生の国際共同研究を推進するとともに、国際的情報発信力を強化します。具体的には、1優秀な外国人教員の採用（2名程度）と国際研究業務を担当する組織の設置、2研究科長裁量経費による教育学研究科の教員が中心となる国際共同研究の開始、3研究の成果を世界に発信するために英文のジャーナルの発刊などを行います。3.東北大学復興アクションによる支援及び新プロジェクトの開拓現在、「震災子ども支援室」による震災遺児・孤児及び里親などに対する支援と、東北大学復興アクション100＋に基づく「教育という視点からの復興支援」に取り組んでいます。今後4年間においても、この2つの事業を更に推進するとともに、新たに2つのプロジェクトを開拓します。具体的には、1外部資金を導入し、被災者に対する中長期的支援である「サイコロジカル・エイド」の研究を推進するとともに、2臨床心理士会、臨床発達心理士会、学校心理士会等と連携し、被災児童及び教師に対する心理的支援について専門的知識を有するスクールカウンセラーの養成プログラムを開発してその成果を日本及び世界に発信します。19