ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

◇優秀な学生確保に向けての入学試験等の改革学部・大学院いずれにおいても、優秀な学生の選別を的確に行うために入試制度の改革を継続的に行います。大学院説明会やHPなどを通じて大学院受験生数の増加を図ります。2.教育・研究環境のグローバル化◇国際交流の推進医学科では学部3年次の基礎医学修練と学部6年次の高次医学修練において海外留学を推奨します。過去3年間の学部生の海外施設への留学件数は年平均43件であり、今後4年間で年平均50件への増加を図ります。保健学科では看護、放射線、検査において3年次に専門英語を開講し、看護における海外実習の単位認定を行い、学部教育からのグローバル化を促進します。大学院では海外からの留学生受入れ人数100人(2012年度:82人)を目標とし、英語授業数を45コマ(2012年度:35コマ)とすることにより、研究科内の英語環境を充実します。米国NlHなど海外拠点機関との連携を進め、学部生、大学院生、若手教員の派遣システムの整備(予算、サバティカル制度など)を進めることにより国際性を涵養します。海外連携拠点へ若手教員3人/年の中期派遣を目指します。3.医学を変える独創的研究と学際的研究への挑戦◇教員個々による独創的研究の強化助教から教授に至る全ての職で国内外から優秀な研究者を招聘し、充実した教育研究環境を提供することで教員各自の存在感溢れる創造的な研究を育みます。共通機器室の支援機能強化、企画室による研究費申請支援、2013年度より教職員を配置し強化した国際交流支援室を中心に教員の国外拠点への研修派遣システムなどを整備します。ジョイントアポイントメント制度や学内「研究特区」などを活用し、教員の多様性を高めるとともに、テニュアトラック教員を始めとする特色ある若手人材が能力を最大限に発揮し研究を推進できる体制を整備します。URAなどを整備し教員の研究時間確保を図ります。◇ビッグデータメディシン研究の推進と個別化医療開発大学病院、東北メディカル・メガバンク機構及び情報科学研究科との連携により、ゲノム疫学など大規模ゲノム情報やオミックス情報、患者情報を活用したビッグデータメディシン研究を推進し、個別化医療開発へと繋げます。大学院生RA経費の確保、情報科学研究科と連携した大学院教育体制の整備、大学院公衆衛生学専攻(仮称)の設置などを促進します。◇学際的研究を促進する教育・研究環境の整備Network Medicine GCOE及び脳科学GCOE事業で構築した研究組織を創生応用医学研究センターの組織として継続・発展させ、がん科学、疾患エピゲノム、創薬など12の「コアセンター」として再編しました。各コアセンターは医歯薬系の研究分野や加齢医学研究所、大学病院、東北メディカル・メガバンク機構などの多くの部局に所属する研究室から構成されています。これにより、所属研究室の専門分野の壁を越えて、若手研究者が学際的融合研究を推進できる体制が確立されつつあります。創生応用医学研究センターを中心としてWPI型研究拠点の形成を検討し、学内外との連携及び学際的研究の体制を一層強化します。(研究大学強化促進事業における星陵地区URA機能の検討を開始)4.研究成果の実用化への橋渡しと産学共同研究への取組◇医薬品・医療機器開発の促進創生応用医学研究センターを中心に大学病院臨床試験推進センターと連携し、本研究科の基礎研究成果を医薬品・医療機器のシーズとして、新たな医療の開発を促進します。◇臨床検体バンクの整備大学病院、東北メディカル・メガバンク機構と連携し、臨床系教員により収集される臨床検体のバンキングを進め、基礎研究成果のヒト疾患での検証、バイオマーカー検索が可能な研究環境を整備します。2018年稼働を目指し、その準備として各診療科がストックしている検体あるいは疾患リストをデータベース化していきます。◇産学連携の強化本部と連携したシーズの発信、URA 2人による企業開拓などを実施して、共同研究の拡大の継続を目指します。共同研究講座の設置を推進して、実用化を見据えた学内開発体制を整備し、研究の充実と社会への貢献を達成するための開かれた知の共同体を形成します。東北大学事業化推進型共同研究、革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)などを活用して、本研究科のシーズの実用化・事業化を利益相反マネジメント委員会による監視下に積極的に推進します。創生応用医学研究センターと大学病院臨床試験推進センターとで連携して設立する「医学系研究科実用化推進室(仮称)」を中心24