ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

薬学研究科・薬学部【部局のミッション(基本理念・使命)】○薬学研究科・薬学部は、薬物医療の発展に貢献することのできる指導的な薬剤師と医療薬学研究者、及び創薬科学の領域において研究者・技術者として貢献することのできる優れた人材の育成を使命とします。【機能強化に向けた取組方針(~2 0 1 7年度)】○私たちは、指導的な薬剤師と医療薬学研究者及び優れた創薬研究者・技術者の育成という部局の基本理念を継承し発展させるため、学部・大学院を通じて薬剤師教育の更なる充実を図るとともに、関連する医療薬学研究を発展させ、加えて物質科学と生命科学の分野において広範で先端的な研究を推進することを通じて優れた創薬人材を育成します。○私たちは、「ワールドクラスへの飛躍」をするために、学部及び大学院において英語による教育を拡大することにより留学生数の増大を目指すとともに、海外との交流を促進し学部生及び大学院生に外国体験や留学の機会を提供します。若手教員・女性教員・外国人教員の積極的な採用や優れた外国人研究者を招聘することを通じて、質の高い研究活動を推進します。【重点戦略・展開施策】1.指導的薬剤師養成と医療薬学研究の推進高度な教育及び研究プログラムを企画・実施することにより、質の高い医療薬学研究を推進し、研究力量を備えた指導的薬剤師を育成します。今後4年間の教育プログラムとして、1「先導的薬剤師養成に向けた実践的アドバンスト教育プログラムの共同開発」(文部科学省、2010-2015年度)、2「スーパージェネラリスト・ファーマシストの養成教育」(文部科学省、2013-2018年度)及び3「革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業」(厚生労働省、2012-2016年度)を基盤とします。上記の教育プログラムを推進する中で、研究科内の臨床系教員配置の強化(「薬物療法最適化・処方設計支援教育研究センター」を設置予定)、学部高学年及び大学院における教育プログラムの企画開発と実施、卒後レジデント制度の確立などを通じて、実践的薬剤師の養成システムを確立します。医療現場のニーズを把握して、的確な解決法やその実用化を展開できる力量の養成を視野に入れた教育研究も行います。国際基準に適合する薬剤師の養成を目的として、海外インターンシップ・海外短期研修制度を整備・実施します。根拠に立脚した医療を実践するために、患者のファルマコゲノミクス(遺伝子情報)及びファルマコメタボロミクス(代謝物情報)の解析及び利用に関する先端研究を推進し、医薬品適正使用に資するバイオマーカーの探索などで研究成果を達成する過程を通じて、高い研究力量を備えた薬剤師を養成します。2.優れた創薬人材の育成と先端創薬研究の推進質の高い先端創薬研究を推進するとともに、創薬産業、薬学系大学及び研究機関等において研究者・技術者として貢献できる優れた人材を育成します。今後4年間のプログラムとして、1大学の世界展開力強化事業「持続的社会に貢献する化学・材料分野のアジア先端協働教育拠点の形成」(文部科学省、2011-2015年度)及び2「大型創薬研究基盤を活用した創薬オープンイノベーションの推進」(文部科学省、2012年度)を基盤とします。上記のプログラムを推進する中で、医薬品の合成法や物理的性質等の物質的特性の研究と薬効や副作用など生体と薬物の相互作用の研究を効果的に融合させるために、研究室横断的な教育研究を実施して、優れた人材の育成を行います。プログラム1においては、名古屋大学と共同で中国及び韓国の大学との間の国際的教育拠点の形成を目指します。大学院生の相互派遣・受入れにより新化学反応と新物質の発見、新計測法の開発等の創薬科学の基礎となる共同研究を実施し、国際人材の育成と創薬研究の展開を行います。毎年10名程度の学生派遣・受入れを目標とします。プログラム2においては、より直接的に新しい医薬品の開発を視野に入れた研究を推進します。これらのプログラムの遂行に際しては、化学、生命科学、及び医療薬学と専門領域の異なる研究者群を擁する薬学研究科の特徴を活かして、これら3領域から構成される横断的な研究体制を構築します。大学院生を研究に参加させることを通じて、優れた創薬人材の育成を達成します。27