ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

工学研究科・工学部【部局のミッション(基本理念・使命)】○工学研究科・工学部は、建学以来の伝統である「研究第一」と「門戸開放」の理念及び「実学尊重」の精神を基に、世界最高水準の研究・教育を創造します。また、研究の成果を社会が直面する諸課題の解決に役立て、指導的人材を育成することによって、安全で豊かな人類社会の実現に貢献します。【機能強化に向けた取組方針(~2017年度)】〇【育成する人材像】私たちは、社会の要請に応えるため、研究科、附置研究所、学内共同教育研究施設等が連携し新たな融合分野への対応を図りながら、該博な知識を有する高度な技術者の育成の役割を果たすとともに、豊かな創造性及び優れた研究能力を有する先導的な人材育成の役割を果たします。〇【教育改革の方向性】私たちは、これまで進めてきた先導的な人材育成の実績を活かしながら、的確な動機付けと段階的な達成目標の明示及び国際的通用性を踏まえた学部大学院一貫教育へのシステム改革を進め、社会貢献への気概と国際的視野を備え、学問の体系的理解に基づく課題解決能力と課題発見能力を有する工学系人材を育成していきます。〇【研究推進の方向性】私たちは、工学のあらゆる分野における高い研究実績を活かし、本学の工学分野を特徴付ける複数の研究科と附置研究所等が中核的研究拠点として、世界トップを目指す最先端の研究を一層推進します。〇【産業界や社会への貢献等】私たちは、受託研究・共同研究の受入れや特許取得数の高い実績を活かし、今後とも我が国の産業を支える実践的な研究等の取組を一層推進します。〇【社会人の学び直し】私たちは、博士後期課程への社会人受入れの実績や共同研究講座等を活用し、企業等における最新の高度専門技術の需要に対応した社会人学び直しの機会を提供します。〇【初等中等教育との接続・連携】私たちは、地域の小中学校及び高等学校との教育連携を進め、工学分野に関する興味を強く持つよう啓蒙活動を推進します。〇【震災復興】私たちは、被災地の中心にある総合大学として、工学分野の力を結集し、被災地域の復興と我が国の新生に向けた取組を推進します。【重点戦略・展開施策】1.育成する人材像現代社会が抱える地球規模の課題解決を先導し、「真に豊かな持続可能社会」の創造を牽引できる「国の礎」となる以下の人材を輩出します。1学問の体系的理解に基づく課題解決能力・社会貢献への気概を有し、多様性の大切さを理解して様々な価値を比較習得し、国際的視野から社会の急激な変化に的確に対応できる優秀な人材(学士・修士)2上記1に加え、課題発見能力・徹底した試行錯誤の末に修得する気概・豊かな創造性とともに、ビジョン・他分野に応用できる思考力を有する、優れた研究者人材(博士)3上記1に加え、高度戦略性・ビジョンを有し、社会におけるイノベーション創出を先導できる、高度イノベーション・グローバル人材(博士)2.教育改革の方向性教育改革推進を担う附属組織として工学部・工学研究科に設置した「工学教育院」が中心となり、教育改革グランドプラン立案に基づき構築する全学教育と専門教育を含む6年一貫教育システムと継続的PDCAサイクルの確立により、以下の重点戦略を効果的に推進します。1本学の研究第一主義という“本物”に触れさせる教育の理念に基づく「的確な動機付け」を行い、学生が科学技術推進の価値を理解し、将来も研究に情熱を持つことを支援します。2専門知識、コミュニケーション能力だけでなく、俯瞰力・構想力・チーム力、世界が直面する課題・情勢を理解し、強い問題意識・長期展望の修得に必要な「体系化された教育課程」を編成します。3「段階的到達度評価」の導入・活用により、学生自身による「活用可能な専門知識の体系化」を支援するとともに、英語能力の継続的向上も支援し学生の海外派遣を推進します。4研究室配属においては、学生自らが、独創的最先端研究を材料とした、正解のない課題への徹底した試行錯誤によって失敗の末の成功を体験し、困難に挑戦する気概の獲得を目指します。海外学術研究機関との共同研究を通じた人材育成を推進します。5教員FDの実施等によって、学生の「理解の飛躍的向上」を教員の喜びとし、授業の質改善も担当教員の研究課題になることを目指します。6学生支援室に豊富な経験を有する教員を配置し、学習支援が必要な学生への丁寧で的確な対応を行います。7科学技術に強い興味を持つ、優れた学生を集めるための入試改革(学部・大学院)と戦略的広報を推進します。8国際広報推進に伴う国際プレゼンス向上による、優秀で多様な留学生の入学増を目指します。28