ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

国際文化研究科【部局のミッション(基本理念・使命)】○国際文化研究科は、国際的な視野に立って、地域文化、共生社会、及び言語に関する学際的かつ総合的な教育研究を行い、グローバル化の進展に対応して国内外で活躍し、国際的なプロジェクトを牽引し得る専門的知識及び高度な研究能力を有する人材を養成することを目的とします。【機能強化に向けた取組方針(~2 0 1 7年度)】○私たちは、国際舞台で活躍できる専門的人材養成という研究科創設以来の基本理念を大切にしつつ、グローバル化の更なる進展に対応して、系統性を備えた世界水準の教育体制の充実を図り、コミュニケーション能力や異文化理解といった国際的な素養と感性を兼備し、優れた専門性と問題解決能力を身に付けた人材の育成を目指します。○私たちは、世界の多様な地域文化研究の領域、グローバル・イシューに取り組みかつ持続可能な共生社会の在り方を探究する共生社会研究の領域、地域とグローバル社会を支える言語の理論・応用面にわたる総合研究の領域で、多面的かつ先端的な研究を展開し、地球規模で対応が迫られる諸課題の解決に資する学際的で総合的な研究を推進します。【重点戦略・展開施策】1.グローバル化の進展に対応した新たな教育カリキュラムの構築専門分野の論理整合性に合致した教育研究体制に再編することを目標にして、現在の3専攻体制を改組し、地域文化研究系、グローバル共生社会研究系、言語総合研究系の3つの系に統合整理し(2015年度スタート予定)、各々の系で系統性・段階性を備えた授業編成を策定するとともに、大きな括りにまとめた講座において、学位授与促進プログラムも踏まえてきめ細かい研究(論文)指導を担い得る柔軟な体制を併せて構築します。言語総合研究系では、現在秋入学を実施し英語での授業を行っている「言語総合科学コース」を発展的に取り込んで、多くの授業を英語で開講し、秋入学実施の検討も行います。2.高度教養教育・学生支援機構との連携による外国語教育能力の涵養研究科創設以来、全学教育、中でも外国語教育の多くを担ってきた部局として、今後全学的に重点施策として実施される高度教養教育・学生支援機構との連携の在り方を探究し、大学院教育とのインターフェイスとなり得る教育分野を開発します(2015年度以降)。特に外国語教育能力を教育現場において練磨するプログラムやICTを駆使した外国語教育のプログラムを組み込んだ、一貫した博士課程プログラムの開発を目指します。3.国際的視野に立った総合的な日本研究拠点の設置と展開2015年度から地域文化研究系の下に、国際日本研究講座を設置します。この講座では、「日本の中の世界」のみならず、「世界の中の日本」という視座から、日本における外国文化の受容・影響だけでなく、日本文化の海外受容という双方向からの総合的な日本研究を目指します。特に比較の手法を使うことや、現代日本研究を重視するところは従来にない特色となります。そのため第一線の外国人日本研究者の招聘を含めた積極的な人的強化を図ります。4.言語科学研究におけるワールドクラスへの挑戦世界水準の研究成果を挙げてきた言語関係講座を一つの統合された系にまとめることにより(2015年度以降)、一層の研究能力の向上を図ります。この系での研究活動に附属言語脳認知総合科学研究センターでの実績をリンクさせながら、「ワールドクラスへの飛躍」を念頭に置いて言語科学研究の拠点化を目指します(2016年度以降)。そのプロセスで世界的に評価の高い北京大学やタイ・チュラロンコーン大学との国際共同研究プロジェクトを展開していきます(2015年度スタート)。5.グローバル共生社会の研究を通した社会連携の強化及び産学連携の推進経済学・政治学・環境科学・資源政策論・工学などの文理融合的な構成を持つグローバル共生社会研究系においては、「復興アクション100 +」で提案したプロジェクトを着実に前進させることで東日本大震災からの地域社会の復興に貢献するとともに、国際的な共同研究の下、廃棄物リサイクル処理や資源の有効活用などの分野で産学連携を推進します。31