ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

生命科学研究科【部局のミッション(基本理念・使命)】○生命科学研究科は、分子・細胞から脳・個体・生態・環境まで幅広い分野にわたり、競争力のある研究・教育体制を構築し、ワールドクラスの最先端研究成果を探求・発信するとともに、適正な生命倫理と高度な専門性、国際性を身に付け、生命科学の最前線で活躍できる指導的研究者・技術者を育成することによって、人類が直面する重要課題の解決に貢献します。【機能強化に向けた取組方針(~2 0 1 7年度)】○私たちは、生命科学の先端知識・技術を開拓し、世界的なレベルで広く情報の発信を行い、また、生命科学を人間の生活の維持と向上のための科学と位置付け、各種課題の解決に資するという基本理念を更に継承・発展させるために、専攻横断的な教育プログラム及び異分野融合型研究を推進し、かつ、学内外の関連プログラムと連携し、グローバル人材の育成を目指します。○私たちは、「ワールドクラスへの飛躍」に不可欠な最先端教育研究を推進するために、教育研究施設等の環境整備、特色ある生命科学の教育研究並びにトップサイエンスの強化、学内外の関連機関との連携により、生命科学分野の国際的拠点としての基盤を構築するとともに、それを実現する上で重要な若手研究者・学生にとって魅力的な組織となるための施策を強力に推進します。【重点戦略・展開施策】1.生命科学の中核形成研究分野のキャンパス分散状態及び教育研究スペースの狭隘状態を解消して、研究科の機能を強化することによって、東北大学における生命科学分野の中核形成とその飛躍的発展に貢献します。そのために必要な約9,000m2の新棟を、I期工事、Ⅱ期工事によって片平キャンパスに新営することを目指します。浅虫海洋生物学教育研究センターの老朽化した研修施設・外来者用寄宿棟を改修し、教育研究拠点に相応しい環境を整備します。オープンスペースを拡充し、新規プロジェクトの遂行を推進するとともに、最新鋭の教育研究装置・施設の導入を推進します。それによって、教育研究の著しい効率化と組織の機能強化を図り、生命科学の国際拠点としての活動を展開します。2.社会のニーズに応えるグローバル人材育成のための教育プログラムの構築と展開多様な分野構成という特徴とこれまでの実績を基盤に、生命科学に関連した社会的重要課題を解決するために求められるグローバルリーダーの育成を強化します。そのために、高く評価されたGCOEプログラムの継承・発展を目的に設置した「包括的脳科学研究・教育推進センター」及び「生態適応センター」、東北海洋生物学教育拠点事業として支援される「多様な海洋生物を活用した国際レベルの実習カリキュラム開発とその実践」を着実に進めます。その中で実践的教育、海外インターンシップ及び海外派遣、並びに国内外の第一線の研究者・産業界のリーダーと学生・若手研究者の交流を推進します。3.トップサイエンスによる先端生命科学の先導と社会への環流世界トップクラスの研究を推進し、また、特徴ある新たな分野融合による中核グループを創出することによって、ライフサイエンス分野の更なる飛躍と世界大学ランキングの向上に貢献します。そのために、これまでに中核をなしてきた脳科学や生態学の更なる発展に加えて、顕著な実績を有して注目されている化学系や微生物・植物科学系、細胞・発生生物学の分野を組み込んだ新たな中核グループを形成し、新規プロジェクトに挑戦します。それら先端研究の社会における役割を追求し、理解を高めるとともに、成果の実用化に向けた産学連携並びに震災復興も含めた社会貢献を推進します。4.柔軟な分野再編による生命科学研究の主軸形成と活性化多様な分野を複数のクラスターに分類し、柔軟な専攻横断的な再編(ワーキンググループの形成)によって、新規プロジェクトを創出するとともに、それぞれの運営を担うセンターを設置し、学内の関連部局、国内外の機関・学術団体との連携を図ります。各クラスターが中心になり、新規プロジェクトの企画・申請、国際シンポジウムの企画、外部資金獲得、関連機関・部局・分野とのネットワーク形成を行い、拠点形成を支援します。5.生命科学の教育研究拠点にふさわしい魅力ある研究科づくり国内外から生命科学を志す学生及び研究者が集い、教職員が希望と誇りを持って活躍できる場をつくります。そのために、学生・就職・キャリアパス支援及び生命科学国際コース、広報活動等の充実化を図って優秀な学生・留学生の確保に努めるとともに、学生・教職員・同窓生が一体となれる体制を構築し、多方面からの支援を可能とします。適正な競争力を基盤にした戦略的人事、若手教員が後継者及び国内外で研究者として活躍するための環境整備、事務職員の補充と専門職化を進めます。女性・外国人教員の増員を目指します。33