ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

病院【部局のミッション(基本理念・使命)】○病院は、「患者に優しい医療と先進医療との調和」を基本理念とし、難病治療、移植医療などに積極的に取り組み、最先端医療の開発・実践・応用を行うことによって国民への貢献を果たし、また社会の要請に応える高度な知識・技術を兼ね備えた人間性豊かな医療人を養成し、社会に輩出します。○病院は、人類の健康増進や新たな治療法の確立のため、研究のシーズを学内外から広く集め基礎研究から橋渡し研究、さらに臨床研究・治験へと切れ目のない開発・研究支援を行うことにより、医薬品・医療機器の実用化を図ります。【機能強化に向けた取組方針(~2017年度)】○私たちは、「患者に優しい医療と先進医療との調和」という基本理念を更に継承・発展させるため、高度先進医療の実践の場となる新中央診療棟を建設・整備することにより最先端医療の更なる展開を図るとともに、予防から治療までの適正なケアサイクルを確立し、医療の質と安全を追求することを目指します。○私たちは、「ワールドクラスへの飛躍」を目指すため、病院機能の国際化に係る環境整備として、国際的医療スタッフとしての資質を備えた医療人を育成し、諸外国の先進医療拠点病院との間に国際的医療ネットワークの形成・展開を図り、海外からの患者受入れ体制を積極的に整備します。○私たちは、我が国における医療イノベーション及び先端医療の拠点として、臨床研究及びトランスレーショナルリサーチを促進し、専門的人材の養成を図るため臨床研究推進センターの機能強化を図るとともに、全学の医療関係部局及び各省庁・企業と連携し、国際展開を視野に入れたメディカルサイエンス実用化事業に取り組みます。○私たちは、地域医療復興センターを中心として、各医療機関・医師会と連携しながら医師偏在の解消、超高齢社会等の社会構造の変化に対応できるICTを利用した新しい地域医療提供体制の構築、地域医療を担う意欲と能力を持つ医師の養成、及び災害の状況に応じた適切な医療体制の構築を推進します。【重点戦略・展開施策】1.高度な先進医療の実践と適正なケアサイクルの確立(診療)◇新中央診療棟建設による診療機能の強化東北大学病院は、特定機能病院としてより高度な先進医療を推進します。2016年度末竣工予定の新中央診療棟では、地下1階に放射線照射機器を5台導入、1階には高度救命救急センターを新たに設置、2階には材料部と病理部、3階にはハイブリッド手術室、ロボット手術対応手術室、MRI装置併設手術室など計17の手術室を設置、4階には計34床のICUを設け、今後増加する高度医療及び大規模災害に対応できる設備強化と環境整備を実施し、機能的センター化により先進医療を促進します。(2017年度稼働予定)◇小児腫瘍センター(仮称)の設置小児腫瘍センター(仮称)を設置し、関東以北の小児がんを受け入れ、新規治療法の開発や研究を構築します。◇遺伝子診療部(仮称)体制の構築遺伝子診療部(仮称)体制の整備を行い、遺伝性疾患の診断体制の構築、遺伝カウンセリング、コンサルテーションなどの外来業務の拡充を目指します。◇移植医療の中核機能の推進心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓等、全臓器が移植可能な移植医療の東北地方の中核病院として機能強化を図ります。◇高度な歯科医療と医科歯科連携の推進歯科インプラントを含む補綴、保存、矯正領域の歯科治療と歯科口腔外科領域の手術の3次元デジタル化を推進し、高度で先進的な歯科医療システムを構築します。周術期口腔管理室(仮称)を設置し、医科歯科連携を強化することによって医療の質を向上させます。◇電子化の促進メディカルITセンターの機能強化により院内の電子化促進と診療の効率化を図ります。◇地域医療連携等地域医療連携センターによる病院間の連携と病院と診療科の連携のみならず、在宅医療や介護施設と連携し、地域包括ケアシステムの推進を図ります。宮城県がん診療連携拠点病院として地域のがん診療連携拠点病院に対して、専門医療職の研修事業、がん登録事業、がん相談支援事業などの診療支援を進めます。宮城県内及び東北地方におけるがん療法の標準63