ブックタイトル東北大学グローバルビジョン

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概要

東北大学グローバルビジョン

4.病院の国際化推進と社会に開かれた広報体制◇国際化推進室の設置国際化推進室を設置し、ネットワーク会議システムを用いた国際遠隔カンファレンス、国際遠隔医療支援の実現、多国語ウェブサイトによる国際情報発信などを目指します。外国人患者の受入れを目指した医療の環境整備を行うとともに、海外の拠点病院等との積極的人材交流を推進します。◇社会に開かれた広報体制広報室を主体としてホームページ、刊行物及びマスメディアを通して、地域市民への発信と世界に向けたグローバルな情報発信を強化します(プレスリリース30件/年)。また市民向けに年2回の東北大学病院市民公開講座を開催しています。5.被災地及び地域医療再生の推進◇地域医療モデルの構築各行政機関、関連病院、医師会と連携し、修学資金奨学生等のキャリア形成も含めた医師偏在解消につながる誘導策や制度に関する施策提言を行い、拠点病院をハブとした診療圏を設置し、各拠点病院から中小医療施設への循環型診療体制にて当該診療圏の地域医療を担保する地域医療モデルを構築します。医学系研究科及び東北メディカル・メガバンク機構等と連携し、被災地及び地域医療の継続支援体制の確立と調整を目指します。◇災害時医療システムの構築我が国における災害医療コーディネート機能の標準化・整備のために行政機関へ提言を行うとともに、災害に備えた情報バックアップの構築、広域巨大災害時の地域医療・介護福祉に係る情報の連携基盤と防災体制を確立し、国際標準の災害対応の医療構築を目指します。災害科学国際研究所との連携による災害時医療システムを構築します。◇情報ネットワークの整備と利活用宮城県を中心とした被災地医療及び地域医療における情報ネットワークの整備と利活用を進めます。平時及び緊急時の双方において、医療の質や安全性の向上を図り、患者中心の地域医療に貢献するため、みやぎ医療福祉情報ネットワーク連携基盤(MMWIN)と協働して、地域医療のための“みやぎモデル”に基づいた地域医療の再構築と推進・普及を目指します。6.利用者の視点に立ったキャンパス整備◇患者用駐車場整備による患者サービスの向上入院及び外来患者数の増加による病院周辺の交通渋滞の緩和のため、短期的解決策として、契約駐車場の有効利用や病院玄関前から木町通へ抜ける車道の新設による導線の効率化を図るとともに、長期的解決策として、立体駐車場を新設し、更なる患者サービスの向上を図ります。将来的には、星陵地区の周辺地にスペースを確保し、病院機能の分散化を目指します。◇設備の耐震改修東日本大震災で被災した、医学部3号館等の耐震・改修工事等を遂行します。7.持続可能な安定した病院経営と効率的な組織・運営の改善(経営・組織)◇安定した経営基盤の確立病院-病院連携・病院-診療所連携の促進、病床の柔軟な運用により、入院患者の確保と先進医療への特化を図るとともに、専門事務職員の育成と柔軟な組織編成により事務部門を強化し、経営の効率化と増収を図ります。◇適切なガバナンスによる組織運営大学病院内組織の統合的管理と情報・意識の共有を図ります。医療倫理の順守と医療安全の確保を図ります。開かれた病院として女性医療スタッフや障害者を積極的に雇用し、院内保育所や結婚・出産・育児後の復帰支援や勤務体制の自由度拡大により、女性や障害者に優しい職場として、開かれた病院を広くアピールします(院内保育所の増設、女性職員休息室等設置)。◇URA等専門職人材による教育・診療・研究支援体制の強化病院における総合地域医療教育支援部、メディカルITセンター、地域医療連携センター、メディカルサイエンス実用化推進委員会(臨床研究推進センター)、国際化推進室といった教育・診療・研究分野における地域貢献や最先端の病院機能の導入が求められている組織に関して、専門分野のURAを活用して事務部との連携のもと支援体制を強化します。◇病院組織の機能強化医療補助職員の増員による診療環境の改善、インセンティブ導入により医療職の専門領域への特化とモチベーションの維持を目指す。本院独自採用の事務職員について専門性の高いキャリアパスを構築します。65