ブックタイトル東北大学環境報告書2014

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概要

東北大学環境報告書2014

EnvironmentalManagementReport 2014,Tohoku University2)医療系廃棄物(t)4504002013年度に医療活動に伴って排出された医療系廃棄物(感350染性、非感染性)の量は675tで、2012年度と比較して17%ほど増加しています。内訳は感染性廃棄物が442t、非感染性廃棄物が233tとなっています。医療系廃棄物のうち感染性廃棄物は、特別管理産業廃棄物300250200として学外の専門業者にその処理を依頼しています。図Ⅱ150-14に医療系廃棄物の排出量の経年変化を示しました。しば100らく横這いの状況が続いておりましたが、ここ3年は感染性廃棄物・非感染性廃棄物共に増加傾向にあります。これは、安全を重視した廃棄物取扱いルールへの変更や、非感染性廃棄物となるディスポーザブルタオルの導入に伴うものです。5002008 2009 2010 2011 20122013(年度)■感染性■非感染性3)PCB含有廃棄物図Ⅱ-14医療系廃棄物(感染性、非感染性)の排出量の推移PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により特別管理産業廃棄物として保管し、また毎年度6月30日までに前年度における保管及び処分の状況を知事(仙台市の場合は市長)に届け出ることが義務付けられています。本学が保管しているPCB廃棄物は、変圧器114台、コンデンサ類115台、安定器14,000台、ウェス等171kg、PCB油1,325kg、汚染土壌8t、その他機器3台(充電器、放電コイル、油入遮断器、各1台)です。2012年度からの増加分は変圧器3台で、主に、震災によって被害を受けた各種建物の解体・改修時に新たに確認されたものです。なお、安定器は昨年度の報告では15,046台でしたが、処理依頼のための荷姿登録をするにあたり、全数型番確認したところ、PCB含有でない1,046台を除外し、PCB含有の安定器は14,000台と変更になったところです。これらのPCB廃棄物は、PCB特別措置法等関連法規に従い、隔壁で仕切られた場所に専用容器に格納して適切に保管されています。また、装置等廃棄に当たっては、念のためPCB含有分析を行う等誤って廃棄されることの無いよう努めています。こうしたPCB含有廃棄物の処理を行うため、日本環境安全事業㈱北海道事業所(室蘭市)のPCB処理施設が2008年4月から高濃度PCB廃棄物を対象に本格操業を開始しています。本学では処理のための早期登録を2006年3月に行い、その後、新たに確認されたものを順次追加登録しています。現在は処理の受入を待っている状態です。図Ⅱ-15 PCB含有廃棄物保管状況各論1教育・研究活動における環境負荷の状況4)その他の産業廃棄物(t)30(m 3)300その他の産業廃棄物(「特別管理産業廃棄物」以外の産業廃棄物)として、2013年度には東北大学生協の食堂より植物性廃油18t及び厨房関係汚泥35tが発生しました。植物性廃油は、処理業者によって家畜(牛等)飼料としてリサイクルされました。図Ⅱ-16に排出量の経年変化を示しています。ここ3年間、排出量が大幅に減少しています。東北大学生協の食堂では、調理に使用する油の量を控え目にするメニューを工夫して提供したり、調理後の油をこまめにふき取ってから流しで洗う等、環境負荷の減少に取り組んでいます。その成果がはっきりデータとして表れています。25250廃油排出量201510200150100厨房汚泥排出量55002008 2009 2010 2011 201202013(年度)■廃油■厨房汚泥図Ⅱ-16廃油と厨房関係汚泥(東北大学生協データ)21