ブックタイトル東北大学環境報告書2014
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東北大学環境報告書2014
各論1教育・研究活動における環境負荷の状況1-4 4キャンパスの環境・安全管理1)キャンパスの緑化保全本学は、青葉山周辺に位置する広大な青葉山・川内キャンパスや植物園、かつての屋敷林の面影を残す都心の片平キャンパス等、杜の都仙台における重要な緑地空間や樹林を数多く有しています。こうした緑資源を将来に受け渡すべく、2007年度から着手した片平・川内・青葉山・星陵の各キャンパス・マスタープラン作りにおいて、施設計画や交通計画に加えてオープンスペース計画を3本目の柱として位置付け、緑化を推進すべき歩行者動線や広場、将来にわたって開発を抑制すべき保存緑地やオープンスペース等を明確に定めました。このマスタープランに沿ってキャンパス内の豊かな緑環境を保全するとともに、それらのオープンスペースと調和した福利厚生施設等の施設整備を併せて行うことで、賑わいある、広く市民にも開放された環境調和型キャンパスの実現を目指します。各論1教育・研究活動における環境負荷の状況図Ⅱ-22新福利厚生施設(川内キャンパス)図Ⅱ-23自然に囲まれた青葉山キャンパス2)キャンパスで発生する排水の水質管理本学の仙台市内の各キャンパスで発生する排水はすべて仙台市公共下水道に放流され、仙台市浄化センターで処理されています。仙台市公共下水道への放流水は仙台市によって定期的に立ち入り調査されています。本学においてはこれとは別に、キャンパス内に多数の採水定点を設け、年間を通じて排水水質の自主検査を行っています(図Ⅱ-24)。下水道への放流が規制されている項目(表Ⅱ-8)について排水中の含有量を分析し(図Ⅱ-25)、基準を満たしているか確認しています。基準を超えた場合には関係部局に通知し改善を求めるとともに、その結果を仙台市建設局下水道課に報告しています。図Ⅱ-24採水の様子図Ⅱ-25成分分析の様子26