ブックタイトル東北大学環境報告書2014

概要

東北大学環境報告書2014

EnvironmentalManagementReport 2014,Tohoku University2-11学位の授与本学では、かねてより全学部・専攻を通して環境関連の教育を実践してきましたが、その中で新しい環境調和型の先端学術を世界に発信する等未来発展型社会構造の構築に果たすべき役割と責務を踏まえ、2003年に環境科学研究科を設置し、さらに本研究科を中心として環境関連の教育・研究を推進してきています。環境科学研究科では、総合大学院大学の「知」を結集し、持続可能な発展を支える社会文化と循環型社会の基盤を確立するため、21世紀の地球的課題に取り組む高度な知識と能力を有する人材育成を目指しています。博士前期課程においては、文理一体教育により環境関連の研究を遂行する上で必要な幅広い基礎学力を習得し、研究課題を独自の発想により展開させ、論文としてまとめて学会等にて発表する能力を備えるとともに、高い視点に立って環境問題を捉える俯瞰的な視野と、専門分野における研究や技術・教育指導のための基本的能力を備えた人材、環境政策・地域開発を立案するための素養を備えた人材を育てることを教育目標としています。博士後期課程においては、幅広い観点からの社会的要請を視野にいれ研究課題を開拓し、独自の発想からその課題を発展させ、国際水準の論文をまとめて国際会議にて発表する能力を有するとともに、研究経験をもとに関連の環境分野においても主体的に研究を遂行あるいは環境政策や地域開発を提言するのみでなく、将来とも自己啓発をしながらリーダーとしての広い視野をもって国際的見地から研究あるいは環境政策を指導できる人材の育成を教育目標としています。東北大学では、学位を授与するに当たっては、専攻分野の名称を修士（環境科学）または博士（環境科学）等と付記することがあり、これまで「環境科学」分野で授与した学位は、2013年度の博士前期課程（修士）、博士後期課程（課程博士）及び論文博士はそれぞれ106名、15名及び0名で、累積では博士前期課程719名、博士後期課程132名、論文博士6名に達しています。（人）140累積総数／前期719名、後期132名143各論12010080学位授与60者数40526943856967781191212環境マインドを備えた人材の育成205020032004200520062007200820092010201120122013（年度）■前期■後期図Ⅱ-34環境科学分野における学位授与者数（博士課程）の推移31