ブックタイトル東北大学環境報告書2014

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概要

東北大学環境報告書2014

各論2環境マインドを備えた人材の育成2-16その他の環境関連教育プログラムRESDプログラム(Regional Environment and Sustainable Development Certificate Program)は、アジア地域の環境問題を解決する環境リーダーを養成することを目的とした国際教育プログラムです。本学環境科学研究科が中心となって委員会を立ち上げて以来2008年度から2013年まで5回プログラムを実施しています。中国から清華大学、同済大学、韓国からKAIST、POSTECH、日本から京都大学、東京大学、東北大学の計7大学が参加しています。各大学の環境分野の優秀な博士課程(主に博士課程2年)の大学院生を選抜し、各大学から2名程度ずつプログラムに派遣しています。このプログラムは、現在は合計3週間プログラムとして運営されており、中国、韓国、日本の各国1週間プログラムを参加大学が協力して提供しています。本プログラムは、講義の他、サイト訪問、ディスカッション、プレゼンテーションの場を設けているのが特徴で、高い知識をベースに、現場を知ること、国際ネットワークを博士課程の学生の専門分野に限ることなく、地球環境問題やアジアが抱える環境問題について同世代の学生が議論することが貴重な経験として蓄積されています。本プログラムでは基本言語が英語で、3週間プログラムに参加した学生同士は強い絆で結ばれており、博士課程レベルの環境分野の国際ネットワーク構築の意義は大きいと考えています。2-2教育科目2-2 1環境関連講義各論2環境マインドを備えた人材の育成本学では、表Ⅱ-12に示す環境関連教育科目演習・実習等が実施されています。さらに表Ⅱ-13に示す例をはじめとして多くの特徴ある環境関連教育講義が実施されています。「基礎ゼミ」は、文部科学省の2006年度「特色ある大学教育支援プログラム(通称:特色GP)」に採択されたもので、学部横断的な広い視野の養成に資するものです。全学部・研究科、研究所、研究センター、大学病院に所属する教員の他、名誉教授等毎年200名を超える教員がそれぞれ一定数のクラスを担当する全学的支援体制の下で運営されており、2013年度は177のテーマが提供され、2,523名が履修しました。実験をはじめとした多様な授業内容が展開され、これまでの詰め込み型「受験学習」から、自発的な「大学での学び」を体得する機会を得ることになっています。2013年度では、「環境」をキーワードとする11のテーマが設定されています(表Ⅱ-14)。環境科学研究科の「環境科学演習」では、地球環境問題及びその解決策について、数名のグループごとに課題を設定し、調査、討論、発表を通して課題についての理解を深めるとともに、討論や発表の技法を学びます。課題としては、第1学期の「環境科学概論」で学習した項目等を候補として、「環境科学概論」の講師や研究科教員からのヒアリング、各種メディアによる調査、実地見学等を行い、グループ内での深い議論を経て結論を導いていきます。また、各方面で活躍中の環境問題の専門家等による特別講演の聴講によって、最新の知識の習得や、講師との討論を通じた自らの考えの確立に努めています。グループはコースを越えて編成することにより、異なるコースの学生同士が討論を通じて知り合い、それぞれの考えを理解し合うことを期待しています。2013年度は、57名が履修しました。工学研究科の「創造工学研修」は2003年度の特色GPの主要プログラムですが、直接環境教育を行うテーマに加え、社会との接点を考えることで自ずと環境に関する知識を修得できるテーマが実施されています。基礎ゼミと比較すると、さらに自らの手足と頭を使ったプログラムになっており、結果よりむしろ過程を重視し、学生の自主性の育成を支援するものです。環境に関わるテーマが2013年度は7件あり、他の関連テーマも含めると毎年20件程度が実施されています。「生態学合同講義」は、生命科学研究科、農学研究科、工学研究科及び環境科学研究科の合同で実施され、これら4研究科に所属する大学院博士前期課程の学生はいずれの講義も受講することができます。学生は他研究科の教員が担当する講義に触れ、幅広い知識を修得できるのが特徴です。2013年度に実施した生態学合同講義のプログラムを表Ⅱ-15に示します。なお、この生態学合同講義は、年間にわたる本学独自の大学院レベル部局横断型の全学的教育として、生態や環境をキーワードにした広範な視野を醸成した優れた授業実践として認識されています。36