ブックタイトル東北大学環境報告書2014

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概要

東北大学環境報告書2014

各論4環境コミュニケーションの推進EnvironmentalManagementReport 2014,Tohoku University本学では、本学及び本学関係者による学外関係者や関係機関への「環境」に関連した働きかけを、広く環境コミュニケーションと位置付けています。この働きかけには、学内的及び学外的に大きく分けられます。また、環境情報の発信にも、一方向的なこちらからの情報発信のみを行う場合と、双方向性を持った情報発信を行う場合があります。本報告書では、環境コミュニケーションを以上のような大きく2つの情報発信の方向性で整理して、2013年度の活動全体をまとめました。「環境コミュニケーション推進」の具体例としましては、環境報告書の作成と公表や本学広報誌による情報発信があります。また、公開講座、オープンキャンパス及びサイエンスカフェ等により一般市民に働きかける啓発活動があります。また、本学関係者は、地方自治体や国の環境行政に対する支援活動を活発に行っていますが、これらの活動も個人レベルでの環境活動に参加している環境コミュニケーション推進の一部と考えています。また、大学の環境に関連する施設を学外に公開することも本学の社会的責任の一つであり、本学の施設を環境活動に積極的に利用して頂きたいと考えています。4-1環境報告書の情報公開と啓発活動4-11環境報告書2004年6月に制定されました「環境配慮促進法」の施行により、本学にも環境報告書の作成・公表が義務付けられました。これを受け、本学は2006年9月に「東北大学環境報告書2005年度版」を作成し、また同時にホームページ上にも公表しました。この報告書は、学内関係者が環境問題への取り組みの重要性を再認識し、また学外関係者が本学の環境問題への取り組みの考え方ならびにその現状を理解する上で大変に参考になりました。この報告書2005年度版は、第10回環境コミュニケーション大賞(主催:環境省、(財)地球・人間環境フォーラム)の環境報告書部門において優秀賞(環境配慮促進法特定事業者賞)5点のうちの1つに選ばれました。「東北大学環境報告書2007」の作成では、本学の環境マネジメント体制に関する記述を充実させ、また環境省『環境報告ガイドライン~持続可能な社会をめざして~(2007年版)』と報告書記載項目の対照表を掲載しました。その後、本学の環境マネジメント体制として既設の環境保全専門委員会内に環境マネジメント専門部会と環境報告書作成専門部会を新たに設置しました。さらに、報告書を評価するための環境報告書評価委員会を2007年度に新設しました。これにより、学内の環境保全の取り組みを客観的に評価して、将来の発展を目指すことが可能となりました。「東北大学環境報告書2014」は、2013年12月の評価委員会のコメントを参考にして、各所で改善を加えたものです。各論4環境コミュニケーションの推進図Ⅱ-44過去に公表した東北大学環境報告書51