ブックタイトル東北大学環境報告書2014
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東北大学環境報告書2014
編集後記ここに「東北大学環境報告書2014」をお届けします。これは、主に2013年度の本学における環境活動内容を取りまとめたものです。本環境報告書の対象年度である2013年は、本学の里見総長から「里見ビジョン」が公表され、東日本大震災の発生から3年目となり、新たな取り組みを開始するとともに、復興への本格的活動が開始した年度であると言えます。本報告書の作業は、年度末に各部局等に種々のデータを照会・収集することから開始しましたが、仮設実験室での教育・研究を行なったり、年度内に居住場所の移動があったりした部局・学科・専攻もあり、今回もデータの集約に手間取った印象があります。データ集約を経て、環境報告書作成専門部会による編集作業が開始されました。部会では、本学における本報告書の趣旨として、外部への情報発信とともに、学内での活動記録という面も大きいことから、これまでの編集方針を維持することを確認し、作業を進めました。今回の報告書の内容については、昨年の2013報告書と同様に、いわゆる恒常的な環境活動内容を中心にしました。総論では、環境に関する方針、計画等を整理し、新たにキャンパス毎の配置図を掲載しました。各論の電力等の基本データについては、2012年から分室等も含めた組織全体での数値を算出する方向に変更しており、今回で4年間のデータを示すことができています。4年間といえば傾向等が抽出できそうに思いましたが、冒頭でも述べたように、震災の影響が複雑に影響しており、単純な傾向分析はできませんでした。しかし、電力等は2011年度に比して回復(増加)しており、研究・施設の復旧・復活が進んでいることは、明確に理解することができました。今後は、省エネルギー・節電等の観点からの分析及び検討が大きな課題であろうと考えています。トピックスには、東日本大震災からの復興関係の記事、環境に関係する研究関係の記事に加え、本学環境科学研究科で学ぶ学生の声を掲載しました。また、例年同様に、本環境報告書に関するPDCAサイクルを機能させるべく、学内外の委員からなる環境報告書評価委員会による報告書に関する評価コメントを掲載するとともに、そのご意見を可能な限り本報告書に反映させるように作成し、対応もまとめました。本学の環境報告書の発行は、今回で9回目となりました。本報告書は、本学の環境問題に取り組む活動を紹介するとともに、本学の環境活動に関する情報収集の一助になることを祈って作成しました。今回、本学工学部卒の谷津龍太郎様(環境省顧問、元事務次官)に本報告書へのコメントを依頼したところご快諾頂きました。環境問題における本学の役割への一層の期待をお寄せいただいております。この場を借りて御礼申し上げます。最後になりましたが、環境報告書作成専門部会の方々を始め、関係する方々のご協力に心から感謝いたします。環境マネジメント専門委員会環境報告書作成専門部会委員長環境科学研究科教授壹岐伸彦編集後記東北大学環境マネジメント専門委員会環境報告書作成専門部会(2 0 14年度)部局職名氏名委員長環境科学研究科教授壹岐伸彦専門部員医学系研究科教授鈴木貴専門部員工学研究科教授中山亨専門部員専門部員農学研究科生命科学研究科教授教授清和研二佐々木誠専門部員流体科学研究所准教授徳増崇専門部員電気通信研究所教授佐藤茂雄専門部員多元物質科学研究所教授中川勝専門部員専門部員環境保全センター施設部設備整備課助教課長牧野育代小幡欽也オブザーバー環境保全センターセンター長・教授猪股宏事務局事務局事務局環境安全推進課環境安全推進課環境安全推進課課長スタッフ(係長)スタッフ柴田一川村修治角田昌洋66