ブックタイトル東北大学財務レポート2015

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概要

東北大学財務レポート2015

財務諸表の概要損益計算書の概要平成26年度事業活動紹介東北大学では「ワールドクラスへの飛躍」、「東北復興・日本新生の先導」を目指し、様々な事業活動を行っています。ここよりP18までは平成26年度における特徴的な事業活動の一部について紹介いたします。東北大学災害復興新生研究機構■東北大学は、東日本大震災の被災地域の中心にある総合大学として、復興に全力を傾けていく使命があります■東北復興・日本新生の先導を目指して、東北、ひいては日本そのものを牽引するエンジン・原動力の役割を果たしたいその目的を実現するために東北大学は、震災直後の平成23年4月に「東北大学災害復興新生研究機構」を設置しました。政府・各省庁、自治体・住民、国内外の関係機関・企業と連携し、課題解決型のプロジェクトに戦略的・組織的に取り組む機構コミットメント型プロジェクトとしての「8つのプロジェクト」、本学構成員が自発的に取り組む構成員提案型プロジェクトの「復興アクション100+」の推進・支援を進めています。私たち東北大学が目指すのは、「創造的復興」です。被災地域住民の生活再建に貢献しながら、新しい東北と日本の未来の創成につながるような先端研究と人材育成に取り組みます。総合大学としての多様な知を結集し、東日本大震災からの復興に寄与するような様々な活動を展開しています。損益計算書の概要理念1理念2基本理念復興・地域再生への貢献これまで経験したことのない大震災からの復興・地域再生に被災地の知の拠点として貢献災害復興に関する総合研究開発拠点形成東北・日本のみならず、災害復興を目的とした総合研究開発のための世界的COEを形成さまざまなニーズ(可能性)に柔軟に対応し得る枠組み東北大学災害復興新生研究機構世界・日本の大学等の英知を集結する拠点8大プロジェクトと復興アクション100+8つのプロジェクトProject 1災害科学国際研究推進プロジェクトProject 2地域医療再構築プロジェクトProject 3環境エネルギープロジェクトProject 4情報通信再構築プロジェクトProject 5東北マリンサイエンスプロジェクトProject 6放射性物質汚染対策プロジェクト理念3分野横断的な研究組織で課題解決型プロジェクトを形成災害復興に貢献するため、これまでの部局の枠にとらわれない横断的な研究組織で課題解決型のプロジェクトを形成し、戦略的・組織的に取り組む行政・地域との連携ワンストップサービスで復興ビジョン・計画への貢献政府・各省庁自治体・住民Project 7地域産業復興支援プロジェクトProject 8復興産学連携推進プロジェクト+復興アクション100+被災者救援被災状況把握・調査復旧・復興活動■機構の主な取り組み(平成26年度)国内外関係機関・企業防災・減災対策インフラ等整備産業復興・研究開発?第3回国連防災世界会議への貢献東北大学財務レポート201513■里見総長(左)と潘基文国連事務総長(右)■シンポジウムの様子国連機関や世界各国の政府代表団などが一堂に会し、国際的な防災戦略を議論する「第3回国連防災世界会議」が平成27年3月に仙台市で開催されました。東北大学のこれまでの取り組みを世界に向けて発信するとともに、世界的に見ても、これだけの大災害を経験した唯一ともいえる総合大学の経験と知見を国際社会と共有し、国内外での防災・減災について貢献する重要な機会となりました。会議期間中は、これまでの成果を発表する多数のシンポジウムやセミナー、展示等が実施され、なかでも「東北大学復興シンポジウム東北大学からのメッセージ~震災の教訓を未来に紡ぐ~」では、冒頭に潘基文国連事務総長から特別講演をいただき、本学の100を超える復興プロジェクトの取り組みについて、特に「災害統計グローバルセンター」設置については、新たなグローバル災害のリスク削減に向けた取り組みとして、大変期待しているとのお言葉を頂戴しました。東北の復興だけでなく、日本全体が元気になり、生まれ変わってほしいという思いを込めて、これからも東北大学は、一層の努力を続けてまいります。?福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた基礎・基盤研究と人材育成プログラム本プログラムでは、廃止措置の現場ニーズを踏まえた優先研究課題として「格納容器・建屋等の健全性確保」、「燃料デプリ処理と放射性廃棄物の処分」に取り組んでいます。また、専用カリキュラム「原子炉廃止措置工学コース」を設け、状況が複雑に変化する可能性がある廃止措置行程において異分野専門家との連携を図り、的確かつ重層的な対応をとることができる中核人材を育成します。福島大学福島第一原子力発電所の安全な廃止措置への貢献教育研究連携基盤研究の成果中核人材の輩出基礎・基盤研究(格納容器・建屋等の信頼性維持、廃棄物の処理・処分)教育カリキュラム「原「子原炉子廃炉止廃措止置措工置学工プログラム」学コース」東北大学(工学研究科、情報科学研究科、附置研究所)日本原子力研究開発機構(JAEA)国際廃炉研究開発機構(IRID)教育研究連携福島高専機構の活動については、下記HPをご参照ください東北大学災害復興新生研究機構URL:http://www.idrrr.tohoku.ac.jp/復興アクション100+