ブックタイトル東北大学財務レポート2015

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概要

東北大学財務レポート2015

財務諸表の概要損益計算書の概要カタールサイエンスキャンパス平成26年7月、青葉山キャンパスに「東北大学・カタールサイエンスキャンパスホール」が完成しました。カタールサイエンスキャンパスは、カタール国のカタールフレンド基金の被災地復興支援プロジェクトとして採択され、同基金の支援を受けて、宮城県の小学生、中学生、高校生を対象に、この専用施設で、学校ではできない科学実験体験や世界最先端研究に触れる機会を多数提供するプロジェクトです。被災地域の子どもたちの科学やものづくりへの興味のきっかけを育て、将来の新産業創出を担う技術者、科学者を養成することや、地域の大学や地域企業への訪問を通じて、子どもたちの地域への理解と愛着を深め地域復興を担う人材を育成することを目的としています。〈カタールサイエンスキャンパス〉http://qsc.eng.tohoku.ac.jp/jp/index.html〈カタールフレンド基金公式サイト〉http://www.qatarfriendshipfund.org/jp/復興アクション100+損益計算書の概要「知のフォーラム」-研究大学強化促進事業-研究研究大学強化促進事業は、研究力強化を促進し、世界水準の優れた研究活動を行う大学群の増強に資することを目的とした国の政策であり、本学は、本事業を推進するにあたっての中核的な施策として「知のフォーラム」を推進いたします。「知のフォーラム」では、ノーベル賞受賞者など世界の第一線級研究者と若手研究者や学生が日常的に議論することを通じて、人類共通の課題の解決に挑戦し、将来のグローバル・リーダーを養成するなど、「知の飛躍」を創出する環境を醸成し、研究力強化を行います。平成26年度は、「ビッグデータ社会への挑戦」、「新時代の医療情報基盤構築」、「大震災の復興と今後の国際防災戦略」のプログラムを実施したほか、「知のフォーラム」の拠点施設としての「知の館(TOKYOELECTRON House of Creativity)」が片平キャンパスに竣工しました。東北大学財務レポート201515革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)とは、実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し、ハイリスク・ハイインパクトな挑戦的研究開発を推進することを目的として創設されたプログラムです。最先端研究開発支援プログラム(FIRST)における研究者優位の制度的優位点と、研究開発の企画・遂行・管理等に関して大胆な権限を付与するプログラム・マネージャー(PM)方式の利点を融合した、新たな仕組みを特徴としています。本学からは、2名のプログラム・マネージャーが選ばれ、「無充電で長期間使用できる究極のエコIT機器の実現」「タフ・ロボティクス・チャレンジ」の2つのプログラムが今年度より開始されました。プログラム名プログラム・マネージャー無充電で長期間使用できる究極のエコIT機器の実現PM:佐橋政司教授タフ・ロボティクス・チャレンジPM:田所諭教授研究開発プログラムの概要電圧で磁気メモリ素子に情報を記録する究極の不揮発性メモリと省電力スピントロニクス論理集積回路などを開発。IT機器の電力使用量を劇的に減らし、充電ストレスのないエコ社会を実現。未知で状況が刻一刻と変化する極限災害環境であっても、へこたれず、タフに仕事ができる遠隔自立ロボットの実現を目指して、屋外ロボットのキー基盤技術を競争的環境下で研究開発し、未来の高度な屋外ロボットサービス事業の開拓への礎を築く。期待される産業や社会へのインパクト充電不要なモバイル機器でストレス無し、無充電でも動作する防災センサや災害時の緊急情報アクセス完備で圧倒的安全安心社会、我が国電子産業の再興を実現。ロボットを災害緊急対応・復旧・予防に活用して、我が国や世界の安全安心に貢献。未来の高度な屋外ロボットサービスの事業化・普及への道を拓く。