ブックタイトル東北大学財務レポート2015
- ページ
- 44/56
このページは 東北大学財務レポート2015 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 東北大学財務レポート2015 の電子ブックに掲載されている44ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
東北大学財務レポート2015
資料編財務データでみる東北大学(財務データ、財務指標等)【診療(病院)】◆病院セグメントの財務状況病院セグメント情報(H26年度)単位:百万円区分金額業務費用45,101業務費44,220教育経費111研究経費1,419診療経費23,828教育研究支援経費0受託研究費1,231受託事業費285人件費17,343一般管理費308財務費用570雑損2業務収益46,960運営費交付金収益5,257附属病院収益36,598受託研究等収益1,474受託事業等収益291補助金等収益1,610寄附金収益673施設費収益-財務収益-資産見返負債戻入883雑益170業務損益1,858大学病院においては、診療に要する経費や病棟整備等に係る借入の返済を自己収入により賄うなど、経営努力が求められています。平成16年度の法人化以降、病床稼働率や診療単価を向上させるための施策を積極的に実践してきたことで、患者数、病院収益は年々増加を達成してきています。しかしながら、高度かつ先進的な医療の実践には、医薬品費・診療材料費のみならず、医療スタッフや診療設備の整備のための経費増加が伴い、大学病院の財務状況は非常に厳しい状況にあります。平成26年度の病院セグメントの業務損益は1,858百万円ですが、その大半は病棟整備等に係る借入金返済額と減価償却費の差額により生じる、資金の裏付けのない帳簿上の利益等※です。昨年度より、世界最高水準の手術に対応する新中央診療棟の整備も始まり、引き続き厳しい経営状況となりますが、大学病院の使命を果たすため、今後も一層、収益の確保と経費節減に努めて参ります。※P52資料編「資金の裏付けのない帳簿上の利益について」をご覧下さい(百万円)50,00030,00020,00010,000大学病院セグメント損益の経年推移44,489 43,851 45,586 45,101 46,96040,000 36,596 37,286 37,332 37,183 39,391 40,04141,1960H21年度H22年度H23年度H24年度H25年度H26年度業務費用業務収益■診療経費■その他■附属病院収益■運営費交付金収益(その他)■人件費■運営費交付金収益(病院運営費交付金)■その他◆財務指標※グラフ各年度左:業務費用右:業務収益診療経費比率財務データでみる東北大学診療経費/附属病院収益(百万円)40,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,0000診療経費附属病院収益診療経費比率(東北大学)診療経費比率(7大学平均)平成21年度20,08629,50068.1%67.6%平成22年度19,72030,68564.3%65.2%平成23年度21,78232,74266.5%64.4%平成24年度22,14734,23664.7%63.2%平成25年度23,32535,33566.0%64.5%平成26年度23,82836,59865.1%64.8%80.075.070.065.060.055.050.045.0診療経費比率(%)東北大学財務レポート201543■診療経費比率とは(診療経費÷附属病院収益)附属病院収益に対する人件費を除く診療経費の割合を示す指標であり、この値が低いほど収益力が高いとされます。本学の傾向附属病院収益の増加に伴い、診療経費も年々増加していますが、診療経費比率は概ね65%前後を横這いで推移しています。平成26年度は対前年度でやや低下していますが、これは、平成25年度に実施した西病棟病室ベッド更新の完了による消耗品費の減、及び平成19年度に整備した新東病棟の診療設備の償却完了等に伴う減価償却費の減の影響によるものです。しかし、消費税率の上昇による経費負担の増が病院経営に及ぼす影響は大きく、医療経費の削減を推進することで収益性の確保を図ることが求められています。