ブックタイトル東北大学財務レポート2015

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概要

東北大学財務レポート2015

TOHOKU UNIV.Financial Report2 015平成26年度392,07757,854 449,932資産の部平成25年度平成24年度381,685349,70789,979471,66474,789424,497■固定資産■流動資産0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 450,000 500,000百万円449,932百万円対前年度21,732百万円減資産の約9割は土地、建物等の固定資産により構成されており、その多くは平成16年4月1日の国立大学法人化により国から承継されたものです。計画的な設備投資により施設の整備・維持・充実を図っており、平成26年度も災害復興・地域再生重点研究拠点、次世代情報通信プロジェクト研究拠点施設等の整備が行われました。また、東日本大震災により被害を受けた建物や教育研究用設備等の復旧事業が引き続き行われました。土地133,801百万円21百万円増建物等157,346百万円28,190百万円増建設仮勘定11,398百万円19,549百万円減宮城県内、県外合わせて約2,200万m2の広大な敷地を所有し、仙台市内5箇所のキャンパスの他、宮城県大崎市の農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター、茨城県東茨城郡大平成26年度は災害復興・地域再生重点研究拠点、次世代情報通信プロジェクト研究拠点施設、知の館等の整備、東日本大震災により被害を受けた工学部被災3系実験研究棟の新営等により、建物等が増加しています。洗町の金属材料研究所附属量子エネルギー材料0科学国際研100000究■次世代情報通信200000 300000 400000 500000プロジェクト研究センターなど多くの施設を全国各地に有しています。拠点施設貸借対照表の概要機械備品60,921百万円1,788百万円増図書・美術品25,404百万円119百万円増機械備品は、学部・研究科及び附属施設等における教育・研究用備品や、大学病院における医療用備品から構成され、運営費交付金や借入金等を財源に適切な設備更新に努めています。平成26年度は更新による取得価格が減価償却額を上回り、機械備品が増加しています。また、図書・美術品は、教育研究を行う上で基礎となる重要な資産に位置づけられており、教育・研究の品質の維持向上のため、毎年一定水準の金額を充当しています。「史記孝文本紀第十」「類聚国史巻第二十五」などの国宝をはじめ、歴史的に貴重な資料も多数所蔵しています。■国宝「史記孝文本紀第十」関係会社株式48百万円48百万円増平成26年4月、国立大学法人法の改正にともない、大学等による研究開発成果の事業化及びこれを目的とした投資を行う子会社の設立、大学発ベンチャー支援ファンド等への出資が可能となりました。本学でも、現金・預金40,944百万円29,472百万円減投資有価証券・有価証券3,652百万円1,302百万円減期末における現金・預金は、主に年度末の未払金見合や寄附金等外部資金の繰越額等から構成されています。また、短期的に支出予定のない資金は、国債や譲渡性預金による資金運用を行うなど有効同年10月の文部科学省及び経済産業省の認定を経て、平成27年2月、大学発ベンチャーに対して資金供給等を行う事業(特定研究成果活用支援事業)を実施するベンチャーキャピタル、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社を本学100%出資により設立しました。これに伴い、関係会社株式60百万円の期末評価額48百万円が計上されています。活用に努めています。これらは満期まで1年を超えるものは投資有価証券、1年以内に満期を迎えるものは有価証券として貸借対照表上に表されます。平成26年度末の残高が前年度末より大きく減少していますが、これは主に、前年度は東北メディカル・メガバンク事業の拠点施設整備が行われ、年度末竣工の建物工事支払等のための現金・預金が多かったことによるものです。未収入金14,169百万円1,676百万円減期末の未収入金には、未収学生納付金収入、未収附属病院収入、主に受託研究等の外部資金の未収入金からなる、その他未収入金があります。平成26年度は外部資金等にかかる未収入金が前年度より減少しています。06