ブックタイトル東北大学財務レポート2015
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東北大学財務レポート2015
財務諸表の概要貸借対照表の概要平成26年度のキャンパス整備事業平成26年度は各キャンパスにおいて多くの教育・研究施設の整備が行われました。青葉山新キャンパスには災害復興・地域再生重点研究拠点やレアメタル・グリーンイノベーション研究開発拠点が、片平キャンパスには次世代情報通信プロジェクト研究拠点施設や、東京エレクトロン株式会社様からご寄附を受けての東北大学知のフォーラムの拠点施設「知の館」が完成し、川内地区でも附属図書館本館が全面改修されリニューアルオープンしています。また、東日本大震災により被害を受けた施設等の復旧事業も引き続き行われ、青葉山キャンパスの工学研究科の電子情報システム・応物系、人間・環境系、マテリアル・開発系の被災三系実験研究棟や津波で失われた女川町の農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センターなどが今年度に完成しました。さらに、平成27年12月開業に向け仙台駅と青葉山を結ぶ地下鉄東西線の工事が進められており、平成28年度には青葉山新キャンパスへの農学研究科の移転も控えるなど、東北大学のキャンパス環境は大きく変わろうとしています。各キャンパスの主な整備事業○片平キャンパス○青葉山キャンパス・工学研究科電子情報システム・応物系実験研究棟新営・工学研究科人間・環境系実験研究棟新営・工学研究科マテリアル・開発系実験研究棟新営・総合研究棟(理学系)等改修・総合研究棟(物理講義棟)等改修・サイバーサイエンスセンター総合研究棟新営・量子脳疾患・がん研究センター新営〈主要キャンパス配置図〉貸借対照表の概要・次世代情報通信プロジェクト研究拠点新営・知の館(TOKYO ELECTRONHouse of Creativity)新営・実験研究棟(流体科学系)等改修○星陵キャンパス・医学部3号館耐震改修・医学部6号館新営・総合研究棟(歯学部基礎研究棟)改修○青葉山新キャンパス・災害復興・地域再生重点研究拠点施設新営・レジリエント社会構築イノベーションセンター新営・レアメタル・グリーンイノベーション研究開発拠点施設新営○川内キャンパス・附属図書館本館改修・総合研究棟(国際文科学系)新営・学生支援センター等新営・総合研究棟(国際文化系)等改修○その他・農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター(女川)新営・地球温暖化防止フィールド教育研究施設新営青葉山新キャンパス整備事業青葉山新キャンパス整備事業は、平成19年に創立100周年を迎えた本学が、次の100年に向けて国際競争力を持った世界最高水準の総合大学として、一層の飛躍と発展を遂げていくためのプロジェクトと位置づけています。整備にあたっては国際化への対応、既存及び新キャンパスの機能関連・機能配置(「トライアングル・ビジョン」)などに配慮することはもとより、新たな学問領域や新技術・新産業を創出し得る教育研究環境の創造とともに、「杜の都・仙台」のシンボルとして市民に親しまれてきた青葉山の豊かな自然環境を活かした「環境調和型キャンパス」の実現を目指しています。?トライアングル・ビジョン?4つの理念理念1まちづくりと連携するキャンパス理念3地域との交流が広がる開かれたキャンパス理念2自然と調和した環境調和型キャンパス理念4有機的に連続した一体型統合キャンパス東北大学財務レポート2015?平成26年度の事業建物建設予定地区においては、駐車場や外灯等の屋外環境整備工事を進めるとともに、農学研究科の移転先として昨年度から整備が進められている農学系総合研究棟に続き、アカデミック・サイエンスコモンズの建設工事に着手しました。なお、整備財源である売却予定地は、雨宮地区を除き土地の譲渡を完了しており、雨宮地区についても、イオンモール株式会社へ平成30年2月譲渡予定となっています。07