ブックタイトル第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

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第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

第3回国連防災世界会議を終えて~東北大学の取り組み~第2章東北大学の参画/各催事の報告〈イベント〉Model Villageをつくろう-新しい農業と安心・安全で豊かな農村の姿を目指して-4地域の安全と環境を守る農業、その活性化について考える●早坂由真(東北大学農学部植物生命科学学部3年)●渡部智寛(東北大学農学部植物生命科学学部2年)●古屋聡(東北大学農学部植物生命科学学部2年)震災時のがん医療【ID:162】人と医療キーワード:がん,医療,支援JPN????????????????????????リスク管理について、海の近くに医療施設をつくらないこと、もし作る場合は一階に緊急電源、医療記録、救急医療設備をおかないこと、また医療施設間の連携の重要さについて提言されました。山形大学放射線科専門医である萩原氏らは、福島第一原子力発電所事故後いち早く東北地域の線量計測を開始し、情報を発信しました。また、県や施設を超えた組織である東北がんネットワークのメーリングリストを利用した情報共有や必要な支援の配備などを行いました。菅野氏は、震災時の地域がん患者の実態やニーズに関する質的研究を通じて明らかにし、今後のシステム構築について提言を行いました。東北大学災害産婦人科伊藤氏は、この震災が子宮がん検診体制に及ぼした影響に関する研究結果をもとに、今後の子宮がん検診受診率回復に向けての提言を行いました。●伊藤豊彰(東北大学農学研究科【ID:203】産業と暮らし東北復興農学センター生産環境修復科学准教授)キーワード:人材育成,農業者,復興,ビジネス・産業14:20‐14:25休憩JPN14:25‐15:20ワールドカフェ形式でディスカッション■日時:3月14日(土)14:00‐16:00(開場13:30)■会場:東北大学川内北キャンパスC201(定員:100人)■問合せ:E-mail ganpro@med.tohoku.ac.jp■主催:東北大学医学系研究科????????????????????????●東北復興農学センター教員ほか■日時:3月14日(土)13:30‐15:30(開場13:20)15:20‐15:30閉会のあいさつ■会場:東北大学川内北キャンパスC202(定員:100人)●中井裕(東北大学農学研究科東北復興農学■問合せ:E-mail tascr-agri@ml.tohoku.ac.jp Fax.022-717-8934副センター長・教授)■主催:東北大学農学研究科イベント概要イベント概要開催レポート■参加者数:約60名東日本大震災の大規模被災県(宮城県と福島県)と隣接県(山形県と新潟県)における中心的な「がん」医療機関である、東北大学、山形大学、福島県立医科大学、新潟大学の4大学から構成される「東北がんプロフェッショナル養成推進プラン」によるシンポジウムです。大震災時に経験したがん医療への反省から、大規模災害時におけるがん医療への支援体制の課題と対策について討論し、提言を東日本大震災直後のエネルギーや物資の供給は困難を極めました。この経験を踏まえ、当センターの教育プログラムを受講した復興農学マイスターが、エネルギー及び食料の自給自足・自立型Model Villageを提案。震災以後、急速な高齢????????????????????????今回のパブリックフォーラム「Model Villageをつくろう~新しい農業と安心・安全で豊かな農村の姿を目指して~」を開催し、「農業がかっこいい」「How to化と過疎化が進む東北の農村に最先端の技術と人びとの知恵を結集し、再び豊produce biomass energy in your area-Sustainable energy for all-」行いました。かな生活を送りたい。Model Villageのあり方を、ワールドカフェ方式により参加者全員で議論しました。「森林の防災機能と多面的機能を生かした農村の提案」「地域の安全と環境を守る農業、その活性化について考える」の4つのテーマでの発表・提案を行いました。その結果、東北復興農学センターの教育プログラムを受講した第1期マイスター達の持続的な取り組みをパブリックフォーラム参加者、ならびに東北復興農学センターウェブサイトでの開催報告により多くの方々に向けて、広く周知することができました。また、今回のパブリックフォーラム参加者から農学に興味・関心を持ち、平成27年度の東北復興農学センター「第2期生」として受講希望をされた方がいました。このように、第1期マイスターから第2期生へとの繋がりが生まれたことは、東北復興農学センターの実績としても大いに成果があったと言えます。今後に向けては、発表後のディスカッションで出た様々な意見を基として、東北復興農学センターの運営および活動に生かしながら、さらなる復興に向けた取り組み(プロジェクト)へと繋げていく考えです。14:00‐開会のあいさつ●石岡千加史(東北大学加齢医学研究所臨床腫瘍学分野教授)13:30‐13:40開会のあいさつ石巻医療圏における東日本大震災への対応と次への備え●中井裕(東北大学農学研究科●石井正(東北大学病院総合地域医療教育支援部教授)東北復興農学センター副センター長・教授)東日本大震災の経験から学んだ事13:40‐14:20 Model Villageをつくろう●赤羽武弘(石巻赤十字病院消化器内科部長)-新しい農業と安心・安全で豊かな農村の姿を目指して-東日本大震災で東北がんネットワーク1発表テーマ:農業がかっこいい●金?(東北大学農学研究科[放射線治療専門委員会]が果たした役割●萩原靖倫(山形大学医学部東北未来がん医療学講座助教)東日本大震災の被災沿岸地域の医療者へのインタビュー調査に基づく災害時におけるがん患者の緩和ケア・在宅医療の在り方に関する研究●菅野喜久子(石巻赤十字病院がん看護専門看護師/緩和ケア認定看護師)東日本大震災が子宮がん検診に及ぼした影響と対策●伊藤潔(東北大学災害科学国際研究所災害医学研究部門災害産婦人科学分野教授)‐16:00閉会アンケート結果農業経営経済学修士2年)●市川晋(東北大学農学研究科環境適応生物工学修士1年)●黒岩直人(東北大学農学研究科フィールド社会技術学修士1年)●中井裕(東北大学農学研究科東北復興農学センター副センター長・教授)2発表テーマ:How to produce biomass energy inyour area -Sustainable energy for all-●馬場保徳(東北大学農学研究科環境システム生物学・日本学術振興会特別研究員)開催レポート●吉田慎吾(東北大学農学研究科■参加者数:72名????????????????????????土壌立地学修士1年)講演の様子1●真壁拓仁(東北大学農学部東北大学、山形大学、福島県立医科大学、新潟大学の4大学は共同してがん専門医療者の育成を目的とした「東北がんプロフェッショナル養成推進プラン(以下東北がんプロ)を運営しています。東日本大震災後のがん患者の救済やがん医療の復興に向けて、東北がんプロは諸医療機関と連携しつつ様々な活動を行ってきました。本フォーラムでは、これらの活動で中心的な役割を果たされた5名の演者の経験から、このような大災害時におけるがん専門医療者の役割について示唆を得る機会となりました。震災後唯一機能を残した赤十字病院で勤務していた石井氏は、石巻地域を14区域に分割し、がん医療を含む必要なリソースを提供するという中心的役割を担いました。955の支援救護チームを一元化し、半年後の活動終了までのべ53696名の診療を実施しました。また、今後の大災害に向け、災害医療ACT研究所を設立し、災害時医療研修やモバイル端末による避難所アセスメントシステム開発などを行っています。赤羽氏は巨大津波によって勤務する市立病院が一瞬にして機能を喪失するという体験をされ、その後は石巻地区でがん患者救済に奔走されました。今後の遺伝子情報システム学学部4年)プレゼンテーションの様子(農業がかっこいい)●多田千佳(東北大学農学研究科東北復興農学センター資源循環エネルギー科学准教授)3発表テーマ:森林の防災機能と多面的機能を生かした農村の提案●長南友也(東北大学農学研究科作物学修士1年)●成田佳寿美(東北大学農学研究科水圏植物生態学修士1年)●菅波眞央(東北大学農学部植物栄養生理学学部4年)●佐藤郁奈(東北大学農学部生命化学学部3年)●陶山佳久(東北大学農学研究科東北復興農学センター生態適応復興科学准教授)講演の様子2ディスカッションの様子22 23