ブックタイトル第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

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第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

第3回国連防災世界会議を終えて~東北大学の取り組み~第2章東北大学の参画/各催事の報告〈イベント〉災害教訓の伝承-アーカイブとメモリアルの役割とは-提供として、都市洪水と景観のメモリアルの調査についてスーザン・バエズ・ウルベルク氏(スウェーデン国防大学)、様々なアーカイブとメモラザイゼーションの調査について、スアンナ・ホフマン氏(Hoffman Disaster Consulting)、原発のアーカイブとメモラザイゼーションの課題について森本亮氏(ブランダイス大学)台風・高潮・高波シミュレーション及びインフラ被害評価●William Pringle(京都大学)16:20‐16:40台湾の台風高潮シミュレーション●Fabien Retif(モンペリエ大学/フランス)16:40‐17:00議論17:00‐18:00夕食18:00‐18:20高潮から高波まで総合的な台風シミュレーション●Kwok Fai Cheung(ハワイ大学)18:20‐18:40琵琶湖で処理水拡散粒子追跡シミュレーション●Guillaume Auger(立命館大学)18:40‐19:00段波・跳水・津波シミュレーションについて●Hubert Chanson(ブリスベン大学/オーストラリア)19:00‐19:20高潮による岸壁破壊メカニズムについて●有川太郎(独立行政法人港湾空港技術研究所)19:20‐19:30議論【ID:184】大震災と減災対策と東日本大震災の様々なメモラザイゼーションについてセバスチャン・ボレー氏【ID:166】大震災と減災対策キーワード:気候変動,台風,科学・テクノロジーキーワード:防災教育,市民,防災,伝承(東北大)の報告がなされました。????????????????????????議論では、最初の課題として災害の記憶が文化を超えて、暗黙的及び明示的に生かされているかを議論し、これに関連して、必須な技術的知識と創造的思考の両方を必要とする動的過程から生まれるアーカイブと記憶の理解について議論をしました。以上の議論を踏まえ、●災害アーカイブの国際メタデータベースの開発●災害復興と防災へのメモラザイゼーションの主流化のための提言●災害アーカイブとメモラザイゼーションのための相対的な基準を促進最後に、国際的な災害アーカイブとメモラザイゼーションの研究とグループを結成することの同意が得られました。????????????????????????■日時:3月16日(月)17:30‐20:00(開場17:15)■日時:3月16日(月)9:00‐20:00(開場9:00)■会場:仙台市民会館会議室1(定員:50人)■問合せ:E-mail bricker@irides.tohoku.ac.jp■主催:東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)■会場:東北大学川内北キャンパスC206(定員:100人)■問合せ:E-mail shibayama@irides.tohoku.ac.jp■主催:東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)イベント概要イベント概要東日本大震災をはじめとする国内外の大規模災害において、膨大な記録・教訓が残されています。これらの教訓を今後起こるであろう災害に対して防災・減災シミュレーション:高波・高潮シミュレーションについて。台風ハイヤン発生時に、サマール島東海岸に衝突した津波らしい段波が想定外で破壊的な現象でした。こうした被害を予測し防ぐために、想定外高波の再現する技術を議論しました。被害評価:台風シミュレーション・被害評価方法についての国際・学際的議論。国による高潮・高波予測モデルと被害防止対策が変わっています。技術前線を探して議論しました。開催レポート対応や対策につなげていく必要があります。こうした展開をするために、災害メモ■参加者数:50名リアルも含め、海外の研究者及びアーキビストを招き、今後、災害教訓を東日本????????????????????????大震災の復興及び国内外に展開をしていくかを議論しました。米国、日本、フランス、オランダ、オーストラリアの研究者・技術者方が高潮・高波シミュレーション及び被害評価方法の最前線について議論しました。各国の技術レベルは高いものの、研究前線を越えるため、国際交流が必要だとの意見が交わされました。17:30‐17:40開会のあいさつ17:40‐17:55ハーバード大学における東日本大震災デジタルアーカイブ9:00‐9:10開会のあいさつ●Jeremy Bricker(東北大学災害科学国際研究所准教授)9:10‐9:30災害から学ぶ:津波・高潮・海面上昇減災作戦●Karl Kim(ハワイ大学)9:30‐9:50ハリケーン及び気象変動による電力系統への影響●Seth Guikema(ジョンズ・ホプキンス大学/アメリカ)9:50‐10:10ニュージャージー州沿岸部でのハリケーンサンデイによる影響●Tori Tomiczek(ノートルダム大学/アメリカ)10:10‐10:30高潮による流体力について模型実験●宮下卓也(京都大学)10:30‐10:50FEMA-HAZUSを用いたハリケーン暴風被害評価●Mathew Francis(AECOM建設コンサルタント/アメリカ)10:50‐11:00議論11:00‐12:00昼食12:00‐12:20台風ハイヤン高潮・高波シミュレーション●森信人、安田誠宏(京都大学)12:20‐12:40台風ハイヤンによるヘルナニ市沿岸部浸水状況についての現地調査●信岡尚道、安田誠宏(茨城大学)12:40‐13:00サンゴ礁上での台風ハイヤン高波の強大化●Volker Roeber(東北大学)13:00‐13:20台風ハイヤン時の沿岸部浸水メカニズムについて●Maarten van Ormondt(Deltares建設コンサルタント/オランダ)13:20‐13:40台風ハイヤンの高潮・高波による土砂輸送●渡部真史(東北大学)13:40‐14:00議論14:00‐15:00休憩15:00‐15:20チェサピーク湾湿地の影響による高潮を減少する効果性評価シミュレーション●Seth Lawler and Celso Ferrera(ジョージメイソン大学/アメリカ)15:20‐15:40解散現象を再現可の高波シミュレーション●Troy Heitmann(ハワイ大学)15:40‐16:00ダム破壊シミュレーションについて●Bagus Adityawan(東北大学)16:00‐16:20台風・高波を再現するための2次元・3次元モデルカップリング●Ted Bestor and Andrew Gordon, ReischauerInstitute of Japanese Studies, Harvard University, USA17:55‐18:10バンダ・アチェにおける津波デジタルアーカイブ●Muzailin Afan, Syiah Kuala University, Indonesia18:10‐18:25東北の声:アーカイブとメモリアルプロジェックト●David Slater (paper co-authored with MajaVeselic), Institute of Comparative Culture, Sophia18:25‐18:35休憩University, Japan.パネルディスカッション18:35‐18:50都市洪水と景観のメモリアル●Susann Baez Ullberg, National Defense College,Sweden18:50‐19:05豊かな文化を通じたアーカイブとメモラザイゼーション:アート,ストーリー,詩,伝承●Susanna Hoffman, Hoffman Disaster Consulting, USA19:05‐19:20減災のための主なメモラザイゼーション仙台港津波避難棟●Sebastien P. Boret, IRIDeS, Tohoku University, Japan19:20‐19:35原発の記憶:福島原子力災害のアーカイブとメモラザイゼーションの課題●Ryo Morimoto, Department of Anthropology,Brandeis University, USA19:35‐19:55パネルディスカッション19:55‐20:00閉会デイビット・スレータ氏の報告開催レポート■参加者数:65名????????????????????????本フォーラムでは、災害教訓の伝承をテーマに、デジタルアーカイブとメモリアルの役割について議論を行いました。海嘯についてチャンソン教授の講義まず、東日本大震災や他の自然災害のデジタルアーカイブの話題提供として、ハーバード大学における東日本大震災のJDArchiveの取り組みについてアンドリュー・ゴードン氏及びテッド・ベスター氏(ハーバード大学)、2011年バンダアチェの津波デジタルアーカイブの取り組みについてムザイリン・アファン氏(Syiah Kuala University)、東日本大震災の「東北の声」の取り組みについてデイビット・スレータ氏(上智大学)の報告がなされました。次に、メモリアルの話題セバスチャン・ボレー氏の報告48 49