ブックタイトル第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

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概要

第3回 国連防災世界会議を終えて ~東北大学の取り組み~

第3回国連防災世界会議を終えて~東北大学の取り組み~第2章東北大学の参画/各催事の報告〈イベント〉被災地でのジオパークを考える-大地の災いと恵み-サイバー・フィジカル融合社会のレジリエント生活空間の創成ワークショップ【ID:169】大震災と減災対策【ID:158】大震災と減災対策キーワード:レジリエントシティ,科学・テクノロジー,ビッグデータキーワード:防災教育,ジオパーク,市民JPN ENG????????????????????????????????????????????????■日時:3月17日(火)13:30‐15:45(開場13:15)■日時:3月17日(火)13:00‐19:30(開場12:30)■会場:仙台市民会館会議室1(定員:50人)■問合せ:E-mail sone@cc.tohoku.ac.jp■主催:東北大学サイバーサイエンスセンター■会場:東北大学川内北キャンパスC202(定員:100人)■問合せ:E-mail kuri@irides.tohoku.ac.jp■主催:東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)■共催:南三陸海岸ジオパーク準備委員会日本ジオパークネットワーク(JGN)日本ジオパーク委員会(JGC)マッキーバー氏の講演の様子イベント概要会場風景クライシスに強い社会・生活空間の創成をテーマとして、1Big Data駆動のスマート・サイバーフィジカル融合社会システム2情報システム・サービスの常用性確保3災害対策Resilientモバイルネットワークについて講演と議論を行いました。また、1レジリエント・モバイル・ネットワーキング・システム2レジリエント社会・生活空間のためのICTシステム3時空間を限定した災害対策個人データ管理の展示を行いました。イベント概要地域の特性と向き合う自然災害の防災教育、生活者視点での日常対策、遠隔地や後世への伝達や伝承をテーマに、被災経験に基づき、災害と向き合うジオパーク活動と支援する専門家の役割について意見交換を行ないました。総合司会●宮原育子(JGC/南三陸海岸ジオパーク準備委員会)13:00‐16:00クライシスに強い社会・生活空間の創成●曽根原登(国立情報学研究所教授)●曽根秀昭(東北大学教授)ほか16:30‐17:30パネルセッション●山田茂樹(国立情報学研究所教授)●安田浩(東京電機大学未来科学部学部長)ほか18:00‐19:30デモセッション●遊橋裕泰(㈱エヌ・ティ・ティ・ドコモ東北復興新生支援室担当課長)、後藤英昭(東北大学准教授)ほか13:30開会挨拶●渡辺真人(JGN)13:40基調講演1「世界ジオパーク」●Patrick McKeever (UNESCO/IGCP Executive Secretary)14:15基調講演2「日本ジオパーク」●杉本伸一(JGN)14:50パネルディスカッション「大地の災いに備え、恵みを満喫する」コーディネーター:●久利美和(IRIDeS/南三陸海岸ジオパーク準備委員会)パネリスト:●佐藤翔輔(IRIDeS)●山田修司(いわきジオパーク準備委員会)●佐藤英和(栗駒山麓ジオパーク推進協議会)●鈴木雄介(伊豆半島ジオパーク)●杉本伸一(三陸ジオパーク)15:40閉会挨拶●中川和之(JGC)杉本氏の講演の様子挨拶開催レポート■参加者数:40名????????????????????????このワークショップで幾つかの有益な議論ができました。1自治体と大学の連携による災害に強い地域社会2地域ICT駆動のサイバー・フィジカル融合社会3ICTシステム・サービスの常用性確保4災害医療情報システムの在り方パネルディスカッションの様子パネル討論開催レポート地域ICT化による社会情報システムレジリエンス、自治体・大学連携による地域社会レジリエンス、IoT/M2Mデータ駆動防災情報システムなど、新たな提案、新たな気付き、がいろいろありました。1自治体と大学群、地元企業の連携による災害に強い地域コミュニティ社会とスペシャリスト人材育成2地域のICT化とIoT/M2Mデータ駆動のサイバー・フィジカル融合社会3自助、共助、公助モバイルICTシステム・サービスの常用化デザイン4お薬手帳・電子カルテ・生理・介護用品など災害医療データとモノのサイバー・フィジカル情報連携システム■参加者数:96名????????????????????????災害も恵みも同じ大地の営みとして災害に興味がない人にも受け入れやすい取り組みが必要です。春になればサクラが咲き、地面に力が溜まれば地震が起きて津波が起きます。どちらも自然の営みです。災いも恵みも総合的に考えていくのがジオパークの役割であり、素晴らしい自然が何を起こすのか、も伝えていけるのがジオパークなのです。人は忘れやすく、日本列島で被災地にならない場所はありません。それをどう語り継ぐか。ジオパークは、災害の経験を持続的に語り継ぐことにも適したしくみです。また、そのためには、ジオパークでは優れたサイエンスコミュニケーターが必要で、サイエンスコミュニケーターを育成し、切磋琢磨し合うためにはネットワークが大事な役割を果たします。専門家にとどまらず、地域の人々による語り部等の活動を支えることも大切。日本だけでなく、世界もある。世界のジオパークの中に、素晴らしいサイエンスコミュニケーターがいます。そういう人同士が行き来して情報交換することが重要なのです。4か国からの参加者を得ることができ、防衛医科、看護学、NGO、医療再生機構、情報学・統計学・経済学、通信事業者、医薬品食品衛生など、多方面から参加を頂きました。個人情報保護についても、現場の立場から、自助、共助、公助のあらゆる場面で利用可能な仕組みが議論できたのも大きな成果です。今回のワークショップで、「自治体と大学群と地元ICT・IoT企業との協働による、自助、共助、公助のあらゆる場面での災害に強い地域コミュニティ社会の形成」というようなテーマが必要なのかと感じました。開催告知ポスター54 55