ブックタイトル里見ビジョン2015

ページ
27/54

このページは 里見ビジョン2015 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

里見ビジョン2015

「スマホdeリレー」災害時、圏外でも通信が可能にスマートフォン27台のWi-Fi機能を利用したメールリレーにより、通信事業者の携帯電話回線を使わずにメールの送受信に成功しました。使用したスマートフォンには、電池残量、加速度センサ情報、周囲の状況等から適切なネットワーク形成モードを選択する世界初の技術を搭載しています。実用化されれば、災害で通信回線が遮断された孤立地域での有用な通信ツールとしてスマートフォンだけで自由自在にネットワークが構築可能です。情報通信再構築プロジェクトスマートフォン(左)とアプリケーション表示画面の一例(右)水産物の連続個別非破壊式放射能汚染検査装置の開発放射性物質汚染対策プロジェクトこの装置は、長さ約12mのベルトコンベヤーに魚を乗せたまま、120個の検出器で放射性セシウムの濃度を測定します。これまでは、同じ種類の一定量の魚をミキサーで砕き検査していましたが、新しい装置では魚を砕かずに検査でき、異常でなければ、そのまま出荷が出来ます。1時間に最大1,400匹の魚の検査が可能です。宮城県石巻港茨城県大津港宮城県女川港被災動物の包括的線量評価事業放射性物質汚染対策プロジェクト旧警戒区域内のウシから採取した臓器の放射性セシウム濃度は血中濃度に比例し、臓器に依存していることが分かりました。また、放射線に対して感受性が高い精巣を調べた結果、形態異常等は観察されませんでした。その他、血中、あるいは臓器中に含まれる放射性セシウム濃度は牛の捕獲場所や餌に依存していることも分かりました。8大プロジェクトを推進する拠点が完成災害復興新生研究機構8大プロジェクトの拠点となる建物が竣工・再建されました。国内外から集結した研究者らが、復興に資するため、日々の調査研究・教育活動に取り組んでいます。2014年7月、東北メディカル・メガバンク棟2014年9月、農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター2014年11月、災害科学国際研究所新棟25