ブックタイトル里見ビジョン2015

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概要

里見ビジョン2015

米国プルデンシャル財団が卒塾生に事業化資金を助成地域産業復興支援プロジェクトRIPS(地域イノベーションプロデューサー塾)卒塾生の事業化を支援するため、米国のプルデンシャル財団より、2014年度から3年間にわたり約1億円の助成金が提供されることになりました。この助成金は、宮城・岩手・福島の被災3県の地域経済を牽引するようなRIPS卒塾生の内発的な経済振興と革新的な事業活動に活用され、震災からの早期復興に資することが目的です。2014年度は特に優秀であると認められた3名に総額2,800万円が「事業化支援金」として贈られました。助成金授与式の様子電力損失の大幅削減可能なナノ結晶軟磁性材料の開発に成功復興産学連携推進プロジェクト既存材料を凌駕する高飽和磁束密度や低鉄損等の優れた磁気特性を有するナノ結晶合金を新たに開発しました。この磁心(トランスやモータ等に用いられる鉄心)は超低損失特性を示し、電力伝送の大幅なロス削減や家電製品の消費電力低減に大きく貢献するものと期待されます。新ナノ結晶軟磁性金属薄帯の120mmまでの幅広化に成功減災ポケット「結」プロジェクト災害科学国際研究推進プロジェクト震災の経験を風化させず次世代へ語り継ぎ、いざという時の対応力を高めることを目的として、減災教育「結」プロジェクトを2014年度から開始しました。このプロジェクトは、東北大学の減災に関する研究成果を盛り込んだハンカチ減災ポケット「結」を、自治体との連携の下に対象自治体の小学5年生全児童に配付するとともに、学校や自治体の要請に応じて出前授業を行い、防災への意識を高めることをねらいとしています。初年度は宮城県のすべての小学5年生を対象とし、2015年度は福島県まで拡大しました。2016年度には岩手県まで展開を拡大する予定です。減災ポケット「結」「新しい東北」官民連携推進協議会(復興庁)との連携東北大学は、被災地で事業展開されている多様な主体による取組について、情報の共有・交換を進めるため設立された「『新しい東北』官民連携推進協議会」(復興庁)の発起人及び会員として、交流会などに参加しています。28