ブックタイトル東北大学 アニュアルレビュー2015

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概要

東北大学 アニュアルレビュー2015

世界から尊敬される「世界三十傑大学」を目指して教育の取り組みEDUCATION 1東北大学は平成26年度文部科学省スーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援」においてトップ型13大学の一つに採択されました。本学における教育のグローバル化の取組について進めていくとともに、10年後には世界から尊敬される「世界三十傑大学」の一員になることを目指します。本稿では、スーパーグローバル大学等事業を取組むに当たって打ち出した「東北大学グローバルイニシアティブ構想」と、その中の取り組みである「国際共同大学院プログラム」について紹介します。東北大学グローバルイニシアティブ構想▼東北大学は、「グローバル時代」を生きる若者を輩出するため「東北大学グローバルイニシアティブ構想」を打ち立て、一層の国際化、教育・研究力の強化を図り、真のワールドクラスの大学に成長し、日本と世界の発展に貢献することができるような「世界三十傑大学」になることを目指します。本構想では学部・大学院での教育を通じて、本学の伝統である高い専門力はもちろんのこと、新時代のリテラシーを学び、グローバルマインド等のコンピテンシーを身に着けることができるよう、基盤的な教育改革を加速させていきます。そして、その基盤の上に、本学の強みである研究分野や今後重点的に伸ばしたい分野について海外有力大学との密接な連携のもと本学の教育力・研究力を結集し、先端的な国際共同大学院プログラム群を創設します。国際共同大学院プログラム▼東北大学の強みや潜在性の分析をもとに、本学が力を発揮し世界を牽引できる分野、今後の発展が期待できる分野、人類が直面している課題・地球規模の問題に挑戦する分野等において、研究科の枠を超えて東北大学の英知を結集させ、海外有力大学との強い連携のもとに共同教育を実施する「国際共同大学院プログラム」群を創出します。このプログラムは、以上が特徴となります。この国際共同大学院プログラムにおいては、いくつかの国際連携大学を選定し、本学が最近導入したジョイントアポイントメント制度、年俸制による連携先の有力教授の招聘及び国際公募による専任教員の雇用を進め、共同指導体制による共同教育研究、共同授業、インターンシップ、サマースクールなどの組み合わせによる組織的・有機的な国際共同教育を行います。共同教育プログラム修了者には、連携先大学との協定に基づき共同教育証明書(certificate)及びダブルディグリー・ジョイントディグリーの学位を与えるほか、プログラム参加学生には国際標準の経済支援を独自財源等で行い、国内のみならず世界から最も優秀な学生が集うための環境整備を行う予定です。国際共同大学院プログラムは、物質科学分野の重要テーマであり本学の強みを発揮できるスピントロニクス分野を先鞭とし、10年の事業期間の早い段階に少なくとも7つのプログラムを開発・実施することで全学的な取組に発展させていきます。国際共同大学院プログラム?東北大学の強みを活かし世界を牽引できる分野や、今後重要になり人類の発展に貢献できる分野を選定?部局の枠を超えて東北大学の英知を結集し、海外有力大学との強い連携のもと共同教育を実践狙いと役割概要1現代的ニーズにマッチし、かつ、世界を牽引する高度な人材を育成2研究力強化に繋がる先端的教育プログラムを創出3将来の知的基盤の構築、国際競争力を支えるイノベーションの創出。並びに、持続可能社会の実現などの地球規模の課題解決を牽引本事業で設置する7つの国際共同大学院プログラム世界十指に入る学問領域の拡大スピントロニクス材料科学宇宙創成物理学環境・地球科学●部局横断型/学位プログラム型の大学院プログラム●本学教員と国際連携先の大学教員による共同指導●共同指導/ダブル/ジョイントディグリーへ順次移行●5年以内を目途に少なくとも7プログラムを設置「スピントロニクス」領域の例マインツ大学デルフト東北大学ミュンヘン大学工科大学シカゴ大学清華大学「国際共同大学院」の設置1)現在的ニーズにマッチし、かつ、世界を牽引する高度な人材を育成2)本学の研究力強化に繋がる先端的な教育プログラムを創出3)将来の知的基盤の構築、国際競争力を支えるイノベーションの創出、並びに、持続可能社会の実現などの地球規模の課題解決を牽引新学問領域への挑戦データ科学生命科学(脳科学)災害科学・安全学[準備状況]●平成26年度中に、学生募集(本学20名、海外10名)●平成26年度中に、7名の著名研究者を招聘し打ち合わせ●平成26年度中に、外国人研究者3名を雇用し大型設備導入●平成27年2月に、マインツ大学と「ジョイントスーパーバイズ(共同指導)ディグリー」の協定締結●平成27年4月設置Tohoku University ANNUAL REVIEW 2015page: 22Tohoku University ANNUAL REVIEW 2015page: 23