ブックタイトル東北大学案内 2018年度

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概要

東北大学案内 2018年度

教育・研究を通した社会貢献?東北復興と日本新生を先導する大学として継続的に進めている復興支援活動本学は、東日本大震災の被災地の中心にある総合大学として、東北の復興はもとより日本の新生を先導する大学でありたいと考えています。震災直後に全学組織「災害復興新生研究機構」を設置し、日本復興の先導を目指して、研究・教育・社会貢献に取り組んできました。一つは従来の防災体制では対応できない巨大災害に対応するため、新たな学際的研究集団組織として「災害科学国際研究所」を設置し、国内外の有力研究機関と連携しながら、災害科学に関する世界最先端の学際研究を展開しています。さらに「東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)」を中核とした地域医療人材育成と最先端医学研究など、8つの重点プロジェクトに取り組んでいます。また、教職員が自主的に取り組む復興支援プロジェクト「復興アクション100 +」では、100を超える多様な活動が展開されています。国連防災世界会議への取り組み2015年3月に開催された国連防災世界会議は、187カ国が参加する過去最大規模のものであり、のべ約15万人が参加した国際会議となりましたが、東北大学が仙台開催の重要な責務を果たしました。本学は、大災害を経験した総合大学の経験と知見を国際社会と共有し、国内外での防災・減災について貢献する機会となりました。?研究・教育の特徴2入試と学部・学科の概要?災害科学国際研究所3大学生活? ? ?大規模コホート調査(東北メディカル・メガバンク機構)国連防災世界会議「東北大学復興シンポジウム」パネルディスカッション地域社会や一般市民とのいっそうのつながりを目指して??産学連携による共同研究を受けて「みやぎ県民大学開放講座」を実施し、多彩な講座を開いています。また震災の経験を風化させず次世代へ語り継いでもらうことや、いざという時の対応力を高めることを目的とし、減災ポケット『結』というハンカチを開発して、宮城県・福島県・岩手県の小学5年生を対象に配付し、出前授業を展開しています。サイエンスカフェとリベラルアーツサロン1国連防災世界会議「東北大学復興アクション」展示2東北メディカル・メガバンク機構(星陵キャンパス)3世界最大規模の遺伝子・ゲノムの研究会議であるアメリカ人類遺伝学会2016(カナダバンクーバー)でToMMoの研究成果を発表(地域医療再構築プロジェクト2016.10月)4平成28年度産学官連携功労者表彰で国際集積エレクトロニクス研究開発センターなどによる高性能不揮発性メモリ関連のプロジェクトが「内閣総理大臣賞」を受賞5「復興アクション100 +」の事例/大学院教育情報学研究部による「東北伝統芸能アーカイブス」プロジェクトより6減災ポケット『結』プロジェクトの出前授業東北大学は社会に貢献する大学であり続けるために、2015年に設置した「産学連携機構」を中心に、産学連携による民間企業との共同研究や、学術指導などの取り組みを進めています。これによって、東北大学の高度な研究成果を社会の中に反映させていくことを目指しています。東北大学サイエンスカフェ・リベラルアーツサロンは「学問をもっと身近に、もっと楽しく」を趣旨として、東北大学が主催する参加型のトークイベントです。学部生、大学院生も運営に参画するなど活躍しています。社会への貢献。その精神が目指すもの。実学尊重の建学理念の根底にあるものは、地域に立地する最高の研究・教育機関として、社会に役立つ、広く社会や生活に貢献し得る大学としての存在を目指すということです。東北大学はいつも社会との積極的な関わりを持ちながら、より高いレベルの研究を目指し、優れた研究者を育成し、広く様々な場面で貢献できることを目指してきました。東北大学は、この「実学尊重」の理念を礎に、学術成果を広く社会に還元すべく、産業界への技術移転を推進し、本学における教育と研究の社会的付加価値を高める、様々な取り組みを進めています。また、東日本大震災の被災地の中心にある総合大学として、「東北復興と日本新生の先導」をスローガンに、創造的復興の実現に向けて継続的かつ発展的な活動を展開しています。地域社会や学校との連携県民の皆さんに多様な「学び」の機会を提供するため、宮城県からの委託大学院経済学研究科地域イノベーション研究センターによるビジネス講座誰でも気軽に参加できるサイエンスカフェ10Tohoku University11