ブックタイトル東北大学案内 2018年度

ページ
48/92

このページは 東北大学案内 2018年度 の電子ブックに掲載されている48ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

東北大学案内 2018年度

Faculty of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences薬学部物質と生命の科学に挑戦し新薬開発と未来医療に貢献●募集の単位●入学定員●募集人員学部の特徴●3年次に希望と成績により、薬品研究を目指す「創薬科学科」(4年制)と薬剤師を目指す「薬学科」(6年制)のどちらかの学科を選択します。●有機化学と物理化学を基礎とする物質科学、生物化学と分子生物学を基礎とする生命科学、そして病態生化学や薬物療法学などから成る医療科学の3つを総合した教育と研究を行います。●大学院での教育研究とあわせて、国際的視野に立ち創薬科学の発展に寄与し得る人材と薬の専門家として医療の一翼を担い得る人材を養成します。学部の詳細はこちらへ学部単位80名AO入試Ⅲ期20名一般入試前期60名学部パンフレット学部長からのメッセージ高校生の皆さんへ物質と生物の関わりの深い理解から人類の健康に貢献する医薬を生み出す人類は長い歴史の中で病気と闘ってきました。その中で何千年も前から人類は身の回りの物の中から病気の治癒に役に立つものを見出し使ってきました。科学の進歩とともに医薬として病気の治療に用いられる物質が最先端の科学を駆使して合理的に開発されるようになり、薬学はその中で重要な役割を果たしています。東北大学薬学部には創薬科学の発展に貢献する人材を育成する4年制創薬科学科と薬の専門家として医療に関わる6年制薬学科があり、創薬研究、医療、教育、行政などの幅広い分野でリーダーとして活躍する人材を輩出しています。在学生からのメッセージ多岐にわたる学習で興味の幅が広がる薬学部長・薬学研究科長根東義則化学・物理・生物の様々な角度から、遺伝子・細胞レベルでの体の仕組みや薬の合成、薬や生体成分をはじめとする物質の解析方法など、多岐にわたって学ぶことができます。そして、薬は多様で複雑ですが、その分とても学びがいがあり、入学前に興味があった分野以外にも魅かれ、研究室選択を迷っているほどです。薬学部3年斉藤悠さん(茨城県立水戸第一高等学校卒業)仲間と教え合って理解を深める楽しさも薬学部では、最先端の研究をするためや薬剤師になるために必要な知識を学び、考える力を鍛えます。専門科目の種類は多く、また互いに強くリンクしていて、関連させて理解することや総合的な力が必要と感じます。実際の研究の話と絡めた魅力的な講義、実習を通して学び、学部内の仲間と教え合って理解を深めています。薬学部3年小島秀介さん(埼玉県立大宮高等学校卒業)学生時代のがんばりが将来の糧になる研究を第一とした東北大学薬学部では、学部生の間から恵まれた環境の中で充実した研究生活を送ることができます。薬学部は多方面での科学の知識を求められ、勉強が大変だと思うこともありますが、学生時代に学んだことが将来の自分の糧になると考えています。3年次の学科選択について3年次後期に学科選択を行います。学科は、薬品の研究・開発などを行う「創薬科学科」と、薬剤師国家試験受験資格が得られる「薬学科」があります。創薬科学科4年制学習の特徴と4年間の流れ学科振り分け後、第6セメスターでは、展開教育科目の授業を受け、創薬に関する知識を深めます。第6セメスターから4年次卒業までの1年半は、研究室ごとに課題研究を行います。課題研究とは、学生一人ひとりに与えられるテーマについて研究を行うことです。卒業後は、大学院に進学して、より高度な研究を行うことができます。また、卒業と同時に社会に出ることも可能です。薬学科6年制定員20名医薬分業により、薬剤師への社会的なニーズが高まると同時に、高度な知識と技術が求められるようになっています。2006年から、薬剤師国家試験の受験のためには6年間の学習が必要になっています。薬剤師を目指す人のための薬学科では、3年次の学科決定以降、4年次後期には「CBT(Computer Based Testing基礎知識の試験)」、「OSCE(Object Structured Clinical Examination技能・態度の評価)」を受け、合格できた学生だけが5年次の病院・調剤薬局などでの実務実習の履修、演習へと進み、6年次の薬剤師国家試験受験資格を得ることができます。学習の特徴と6年間の流れ●入学式1年次2年次3年次4年次卒業後全学教育科目●オリエンテーション●全学教育科目のほかに、学部専門教育基幹教育科目(生物学、有機化学、物理化学)2学科共通●2年次後期~3年次前期「基礎薬学実習」展開科目●学科選択選創択薬し科た場学合科を定員60名4年課程に学科決定した学生には、薬学研究者、薬品開発者として大学院への進学、研究機関や薬事行政機関、医薬品メーカーなどへの就職の道が広がっています。大学院の入学試験は8月となっており、4年次に課題研究に取り組みながら、進路を決定するという流れになっています。課題研究(研究者教育)●研究室配属●卒業研究・論文作成●大学院博士前期2年の課程入学試験●就活・教育実習など●卒論口頭試問、研究発表会●学位記授与式●進学・薬学研究科ほか●医療機関、研究機関など●就職【取得できる資格・免許】●中学校教諭一種免許状(理科)●高等学校教諭一種免許状(理科)1研究・教育の特徴?入試と学部・学科の概要3大学生活学科・専修ガイドブック『東北大学薬学部学部案内』(毎年改訂)●ウェブパンフレットhttp://www.tnc.tohoku.ac.jp/pamphlet.php●所在地仙台市青葉区荒巻字青葉6-3(72p MAP)●問い合わせ薬学部教務係TEL 022-795-6803(月~金曜8:30~17:15)●ウェブサイトhttp://www.pharm.tohoku.ac.jp/薬学部・薬学研究科A棟学部インフォメーション創薬科学科4年杉山恭子さん(藤枝明誠高等学校卒業)薬学部での学びは社会への貢献に東北大学薬学部では、専門以外にも幅広い分野について学ぶことができます。また、薬剤師の勉強だけでなく、社会に貢献できるような研究にも携われるため、将来役立つような幅広い知識や経験を得ることができると思います。薬学科4年白井英和さん(福島県立会津高等学校卒業)●遺伝子レベルから人間個体レベルまで、高度な研究成果を学部の教育、研究へ大学院の高度な研究活動の成果が、学部の教育に活かされています。研究活動の全体像から、薬学部ではどのような学習ができるか参考にしてください。新規創薬ターゲットの提唱を目指す学科振り分け後から4年次の第7・8セメスターまで、医療薬学関連の発展教育科目や専門薬学実習、医療薬学基礎実習を履修し、医療人としての基礎を固めます。また、4年次後半に共用試験としてCBTとOSCEが実施され合格した者だけが、その後の実務実習を履修することができます。5年次末から卒業までの1年間は、課題研究を行い、6年次末には、薬剤師国家試験のための演習などを行い、実際の試験に臨みます。進路状況(2016年3月卒業生)主な進学先内訳薬学研究科.............................. 92.6%生命科学研究科........................ 1.5%医学系研究科............................ 1.5%他大学の大学院等..................... 4.4%公務員1.1%その他4.5%1年次2年次3年次4年次5年次6年次卒業後全学教育科目2学科共通●入学式●2年次後期~●オリエンテーション3年次前期●全学教育科目「基礎薬学のほかに学部実習」専門教育就職先業種別内訳製造業...................................... 25.0%卸売業・小売業........................ 18.8%学術研究、専門・技術サービス業... 6.3%医療、福祉................................ 43.8%複合サービス事業..................... 6.3%基幹教育科目発展教育科目実務教育科目●学科選択選択した場合薬学科を●共用試験(CBT、OSCE)進路内定者からのメッセージ課題研究(研究者教育)●博士課程入学試験●就活●卒論口頭試問、研究発表会●薬剤師国家試験●学位記授与式薬学研究は自分の専門分野だけではなく、生物・物理・化学すべての知識を結集し、考える必要があります。薬学部で学んだ豊富な知識があるからこそ、充実した研究室生活を送れています。進学先東北大学大学院薬学研究科竹内瑞貴さん(千葉県立千葉高等学校卒業)●進学・薬学研究科ほか●薬剤師、医療機関、研究機関など●就職【取得できる資格】●薬剤師国家試験受験資格●中学校教諭一種免許状(理科)●高等学校教諭一種免許状(理科)一般企業等就職18.0%現在、私は脳にどのように薬を届けるかという研究をしています。研究とは、知識や技術だけでなく様々な能力が求められます。大学院では、もっと自己の能力を高めていきたいと思います。進学76.4%進学先東北大学大学院薬学研究科梅津美奈さん(宮城県仙台第二高等学校卒業)46Tohoku University47