ブックタイトル東北大学案内 2018年度
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東北大学案内 2018年度
Faculty of Agriculture農学部人類の生存基盤を創る生物産業科学●募集の単位●入学定員●募集人員学部単位150名AO入試Ⅱ期20名AO入試Ⅲ期18名一般入試前期112名学部長からのメッセージ高校生の皆さんへ青葉山新キャンパスで人類のテーマ「食・健康・環境」に挑む東北大学農学部は、人類が生きて行くための「食料」、幸せに生活するための「健康」、そして、食料生産と健康維持のための「環境」について学ぶ学部です。70億人の食料を、この狭い地球上でどう生産していくのか?食料確保と自然との共生は、農学最大の課題です。農学部では分子・遺伝子レベルの生命現象から農業生産の現場まで幅広い教育と研究が行われます。今年は農学部創立70周年にあたり、青葉山新キャンパスに移転しました。地下鉄青葉山駅の南口を出ると、キャンパスモールの正面に新しい農学部の研究棟と青葉山コモンズが皆さんを出迎えます。東北大学に学ぶという誇りをもって、大きく飛躍されることを期待します。農学部長・農学研究科長牧野周学習の特徴と4年間の流れ東北大学農学部は、「生物生産科学」と「応用生物化学」の2学科が、6つのコースで構成されており、幅広い領域の研究と教育が行われています。農学部に入学した学生は、2年次に進級する際に、志望するコースを選び、成績等を基に配属が決まります。そして学科共通科目、コース共通科目を学び始め、3年次からコース毎の学生実験を含めて本格的な専門領域科目を履修します。4年次には、3年間で身につけた専門基礎を活かして、研究室において卒業研修に取り組みます。学科選択について1年次2年次3年次4年次卒業後全学教育科目専門教育科目卒業研究論文●入学式●オリエンテーション●学部専門教育●学科への配属生物生産科学科応用生物化学科●就職支援ガイダンス、キャリア支援セミナーなど●附属複合生態フィールド教育研究センター(P52左下写真)で実践実習教育●研究室配属●卒業研究・論文作成●大学院入試●就活・教育実習など●卒論口頭試問、研究発表会●学位記授与式●進学農学研究科生命科学研究科ほか●就職【取得できる資格・免許】●食品衛生監視員●食品衛生管理者●中学校教諭一種免許状(理科)●高等学校教諭一種免許状(理科・農業・水産)農学部では、主に農作物をはじめとする植物、有用動物、海洋生物、微生物およびそれらを取り巻く環境などを研究対象としています。「生物生産科学科」と「応用生物化学科」の2学科、全6コースから構成され、学生は2年次に志望によって配属が決まります。1研究・教育の特徴?入試と学部・学科の概要学部の特徴●農学部では人類の生存基盤である食料、健康、環境問題に取り組む生物産業科学に関する高度な研究とそれに基づく総合的な教育を行っています。●食料、健康、環境に関する基礎的知識を習得させる専門教育科目と幅広い知識や素養を育成する全学教育科目を有機的に連関させたカリキュラムを提供しています。●教育方法の開発と教育システムの整備を不断に進めるとともに、学習成果の評価とその結果の活用を通じて、学生の自律的・能動的学習能力を育成します。学部の詳細はこちらへ学部パンフレット二酸化炭素濃度とクロロフィル蛍光測定による光合成の解析チーズ製造実習在学生からのメッセージ遺伝子レベルから森の生態系まで植物生命科学コースでは遺伝子レベルの研究から、作物の栽培方法や森林の生態系などの研究まで幅広く行われています。また研究対象も植物のみならず、それに関連する昆虫や病原菌など様々です。このコースでは、農場でのフィールドワークや、畑で作物を栽培し管理する実習なども行われており、研究だけでは学ぶことができない有意義な経験も得ることができます。生物生産科学科4年進藤友恵さん(宮城県宮城第一高等学校卒業)自由な発想で取り組む学びと研究資源環境経済学コースは主に社会科学の観点から、日本や世界の資源・環境・食料問題について研究する分野です。農業経営、環境問題、国際開発、社会技術といった幅広い側面から研究しています。講義や3年次から始まるゼミでの学びを基本にしながら、学生も自由な発想で研究に取り組んでいます。農業のこれからを考えたい方、「農経」でお待ちしてます!生物生産科学科植物生命科学コース農作物を中心に遺伝子や個体、環境に関する生命科学を研究します。研・作物学・植物遺伝育種学・環境適応生物工学究室・園芸学・植物病理学・生物共生科学・土壌立地学・生物制御機能学・栽培植物環境科学応用動物科学コース有用動物(家畜・実験動物・伴侶動物など)の生産・代謝・機能などの生命科学を研究します。研・動物生殖科学・動物生理科学・動物資源化学究室・動物栄養生化学・機能形態学・陸圏生態学・動物遺伝育種学・動物微生物学・動物環境システム学応用生物化学科27名27名資源環境経済学コース食料生産の未来を担う農業・農村のあり方や環境問題を経済学・社会学の手法を取り入れて研究します。研・環境経済学・農業経営経済学究室・フィールド社会技術学・国際開発学海洋生物科学コース海洋生物の食料としての生産と機能、それを取り巻く環境を総合的に捉えた生命科学を研究します。研・水圏動物生理学究・水産資源生態学室・水圏植物生態学・水産資源化学・生物海洋学・海洋生命遺伝情報システム学・沿岸生物生産システム学定員90名9名27名定員60名3大学生活学科・コースガイドブック『農学・生命科学への案内』(毎年改訂)●ウェブパンフレットhttp://www.tnc.tohoku.ac.jp/pamphlet.php●所在地仙台市青葉区荒巻字青葉468-1(72p MAP)●問い合わせ農学部教務係TEL 022-757-4003(月~金曜8:30~17:15)●ウェブサイトhttp://www.agri.tohoku.ac.jp/index-j.html農学系総合研究棟附属複合生態フィールド教育研究センター国立大学最大規模の農場を持ち、総面積は2215ha、東北大学全敷地の85%以上を占めます。生物生産科学科4年木村恒太さん(秋田県立本荘高等学校卒業)好きな動物についてもっと学びたい私は高校生のころからウシが好きで、ウシについてもっと学んでみたいと考え、応用動物科学コースを選びました。応用動物科学コースでは、ウシの行動や生態から、ウシの胃の中の微生物やウシの病気まで、幅広い視点からウシやその他の動物について学ぶことができます。フィールド調査やチーズ作り実習などもあり、多様な実習を通して動物についてより深く理解することができます。生物生産科学科4年監物和さん(新潟明訓高等学校卒業)海とそこに生息する生物の謎を追究海洋生物科学コースでは海とそこに生息する生物の謎を解明し、その応用性を追求するための研究が行われています。本コースでは2年生から専門的な講義が始まり、3年生でコースの全分野に関する実験の基礎を学びます。夏には女川で実習があり、実際に海に出てサンプルを採取し、実験を行います。未知の部分が多い海という広いフィールドで、皆さんも研究をしてみませんか。生物生産科学科4年齋藤茉希さん(宮城県泉高等学校卒業)学部インフォメーション●雨宮から青葉山新キャンパスへ農学部・農学研究科は、平成29年4月に雨宮キャンパスから青葉山新キャンパスへ移転しました。仙台市地下鉄青葉山駅から西側に歩いて約400mの位置にあるキャンパス内には、本棟、別棟からなる農学系総合研究棟、講義室・図書館・厚生施設からなる青葉山コモンズのほか、動物棟、植物実験フィールドが整備され、真新しい環境での教育・研究が始まっています。農学部本棟と青葉山コモンズ生物化学コース細菌、酵母、カビなどの微生物から植物、動物に至る生物の生命現象を分子レベルで明らかにし、私たちの生活に役立てるための基盤研究を行います。研・植物栄養生理学・生物有機化学究・分子生物学・植物細胞生化学室・分子酵素学・遺伝子情報システム学・応用微生物学進路状況(2016年3月卒業生)主な進学先内訳農学研究科.............................. 82.4%生命科学研究科...................... 11.2%その他の大学院等..................... 6.4%公務員4.4%一般企業等就職13.8%その他3.1%進学78.6%就職先業種別内訳30名製造業...................................... 27.3%情報通信業.............................. 13.6%運輸業・郵便業.......................... 4.5%卸売業・小売業.......................... 9.1%金融業・保険業........................ 13.6%学術研究、専門・技術サービス業... 4.5%宿泊業、飲食サービス業........... 4.5%サービス業(他に分類されないもの)... 13.6%その他........................................ 9.1%生命化学コース生命や、それを維持する食料をつくる分子の構造やはたらき、そしてそれらの合成や利用するための研究を幅広い視点で行います。・食品化学・生命素子機能※研究・栄養学・活性分子動態※室・天然物生命化学・分子情報化学※・機能分子解析学・生命構造化学※・テラヘルツ生物工学※生命科学研究科に属する研究室進路内定者からのメッセージ東北大学は世界有数の漁場でもある東北の海をバックに研究できる素晴らしい環境にあります。私の所属する水産資源生態学分野では、食料として重要である水産資源生物の持続的利用を目指し、水圏生物の生活の仕方や、生物と環境との関係について日々研究を行っています。進学先東北大学大学院農学研究科愛宕克哉さん(千葉県立千葉東高等学校卒業)マウス、細胞、タンパク質など幅広い生物・物質を連携させて、癌やアルツハイマー病などの病気に関する研究を行っています。4年生まで部活動を続け、今はその熱を研究へ注ぎ、充実したラボライフを送っています。進学先東北大学大学院農学研究科竹原一真さん(静岡県立藤枝東高等学校卒業)30名52Tohoku University53