ブックタイトル東北大学案内 2018年度

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概要

東北大学案内 2018年度

キャンパスライフ青葉山新キャンパス、はじまる。2017年4月、農学部は青葉山新キャンパスでスタート。1研究・教育の特徴東北大学は、青葉山新キャンパス整備事業の一環として、雨宮キャンパスの青葉山新キャンパスへの移転計画を進めてきました。青葉山新キャンパスの建設工事は2014年より開始し、2016年秋におおむね完成。農学部・大学院農学研究科の設備などの移転が進められ、2017年4月から、新たなキャンパスライフが始まりました。青葉山新キャンパスにおける農学部・農学研究科は、本棟・別棟からなる農学系総合研究棟、植物実験フィールド、動物棟、および講義室・図書館・厚生施設からなる青葉山コモンズなどの施設により構成されます。農学部・農学研究科は、地下鉄青葉山駅からキャンパスモールを西側に歩いて約5分(400m)の便利な立地になります。農学部の新しい時代をつくっていく夢、はじめましょう。INTERVIEW4農学研究科生物産業創成科学専攻博士課程前期2年倉沢一輝さん長野県松本深志高等学校卒業青葉山コモンズ1階には、様々な活動ができるアクティブラーニングスペース、2階には静寂な学習閲覧室(約20万冊、約160席)があり、多様な学びの場となっています。2入試と学部・学科の概要?大学生活農学部・農学研究科が青葉山新キャンパスに移転して、よくなったと思うことがあります。以前のキャンパスでは、実は研究室がいろんなところに分散していて、研究室間のやりとりができにくい面がありましたが、ここでは総合研究棟に全研究室が集まっていますので、すぐやりとりできるようになりました。それから理・工・薬学部がある青葉山キャンパスとすぐ隣りになり、他学部との交流が便利にできるというのは大きなメリットと感じています。実際に、いまのぼくの研究に近接の研究分野の人との交流が役立っていますね。もちろん、施設や実験設備などが新しくなったことで、みんな研究のモチベーションが上がっています。農学部では、1年の段階で全学教育のほかに研究室を回って先生の話を聞く授業があります。研究室の内容を直接体験できる機会です。そこでの先生からの具体的な情報も得ながら、1年の終わりに6つのコースの中から専門を決めます。定員オーバーの場合は、1年の成績順に振り分けられるので、確実に希望のコースに行きたい人は1年からしっかり勉強しないといけません。3年からは本格的な実験が始まり、4年生ではそれぞれの研究室に配属されて専門分野の実験を行います。ぼくの場合は、高校の理科の中で生物と化学が好きで、両方勉強したかったんですね。理学部志望では生物系と化学系どちらかを選ばなければいけない。農学部であれば、専門は入学してから決められます。他大学農学部は最初に学科を決めなければいけないところが多い中で、東北大農学部は、入学して少し勉強して周りが見えるようになった頃に進路を決めることができる。これは魅力だと思います。大学院に行くことは入学の時から目指していました。農学部では新キャンパスに移って、今まで以上に研究が活発に進められています。様々な面で、よりプラスの方向に動いています。2018年度に入学する皆さんは、移転のメリットと農学部のよさを最大限に実感できると思います。ぜひ、東北大農学部の新時代を自分たちの力で切り開いていただくよう期待しています。実験室では多くの設備・機材が新設された。複数の研究室が共用で使える交流スペース(キッチン付き)も設けられました。キャンパスモールの正面が農学系総合研究棟研究室の自分のデスクにて。「ぼくは長野県から仙台に来たけれども、仙台は冬そんなに寒くないし、夏も過ごしやすい。いろんな面で住みやすいと思う」と倉沢さん。農学部の中心的な学びの施設となる農学系総合研究棟青葉山コモンズは、11室の講義室・アクティブラーニングスペース・新図書館・食堂やカフェテリアなどの厚生施設から構成されています。青葉山新キャンパス青葉山コモンズには、食堂やショップなど厚生施設が設けられ、学生・教員との交流の場ともなっています。●環境科学研究科●災害科学国際研究所●レアメタル総合棟●農学系総合研究棟●国際集積エレクトロニクス研究開発センター●植物実験フィールド地下鉄東西線青葉山駅南1口青葉山新キャンパス計画図農学部・農学研究棟は、地下鉄「青葉山駅」南1口からキャンパスモールを通って約5分東北大学校友歌「緑の丘」(作詞・作曲:小田和正)本学工学部出身で、日本を代表するシンガーソングライター小田和正氏が作詞作曲した校友歌「緑の丘」が、2013年10月に完成しました。これは里見進総長の「震災を経験し復興に努力している学生たちを元気づけたい」という思いを受けて、プレゼントされたものです。2015年には、小田さんの歌う「緑の丘」と、本学混声合唱団による合唱バージョン、同じく本学出身の榊原光裕氏によるピアノインストの計4曲が収録されたC Dが完成しました。『緑の丘』なだらかな坂道を上れば川内広瀬川から幾重にもかさなる緑の丘目に浮かぶは忘れ得ぬ立ち並ぶ白い教室すべてのことがそこから始まって行ったそしてまた友たちと語らうは遙かな夢果てしなく道は続くともいつの日かそこへ行く明けてゆく青葉山にかけがえのない今を想う僕らの時は限りなくゆっくり流れてるこの街に愛されてこの街を愛して我らが青春の日々風わたる東北大青葉山新キャンパスイメージ図(実際の建設計画とは異なります)詳しくはWEBサイトをご覧ください。http://www.tohoku.ac.jp/japanese/midori/やがてみんなそれぞれの目指す場所へ旅立って行きそしていつか杜の都仙台はふるさとになって行く(作詞・作曲小田和正)c CLUB HOUSE PUBLISHERS74Tohoku University75