ブックタイトル東北大学案内 2018年度
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東北大学案内 2018年度
世界レベルの研究時代と世界を変えていく、東北大学の研究。Yusuke Anami阿南友亮東北大学大学院法学研究科公共法政策専攻教授公共政策大学院院長東北大学を目指す人たちへメッセージMESSAGE1中国は、近年国際社会において存在感を増していますが、実は国内がどうなっているのかについては不明な点が非常に多い国です。経済成長率や国防費などに関する中国政府の公式発表も、どこまで実態を正確に反映しているのかを判断するのが難しく、専門家の間でも意見が分かれています。このような事情から、世界の中国研究界では、中国の実像をめぐって論争が続いています。その間、各国の政府はなかなか一貫性のある対中政策を打ち出すことができず、少なからぬ国が中国との安定した関係の構築に苦慮しているNoriko Osumi大隅典子東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター長発生発達神経科学分野教授MESSAGE2研究ではまず仮説を立て、それが正しいかどうか証明するため、実験をします。時に仮説に合わない結果が出ることがありますが、それは失敗とは違います。むしろ、こうなるはずという固定観念の方が、研究姿勢としてはマイナスです。次なる新しい発想のチャンスと考えてください。東北大学を目指す人に身につけてもらいたいのは「発見力」。数多くあるものから、光り輝くものを取捨選択する、さらにその先の、いま光っていなくても磨けば光りそうなものを見つけ出す力を身につけてほしいと思います。広い視野をもちながら、志向する研究を追求してください。政治学から中国の実像に迫る。中国は、日本にとって主要な貿易相手国であると同時に、日本との間に複数の難しい外交問題を抱えている国です。その中国とどう向き合っていくべきなのか。その回答を導き出すことは、中国政治研究の重要な使命となっています。という状態です。このことからも、中国の中国研究で求められるのは、マス・メ実態を浮き彫りにするための研究が、国ディアで飛び交っている様々な情報を鵜際社会および日本社会にとって、いかに呑みにするのではなく、専門家の多様な切実なものであるかということをご理解い意見に耳を傾けながら、中国社会を直ただけるのではないでしょうか。接観察する機会をできるだけ確保し、自日本の中国研究は、世界の中国研究分なりの中国像を主体的に構築していくの最先端を走り続けています。東北大学姿勢です。困難な課題を前に、周りににはそうした研究の担い手が多数いて、惑わされることなく、問いを投げかけ、自世界中から中国に関心を持つ学生が集らの力で判断し、解決への道を探ってまってきます。私が所属する法学部では、いくこと。それはまた、東北大学法学部特に政治や法律という観点から中国のでの学びと研究の目指すところでもありま特徴を把握するための研究と教育が行す。そうした姿勢をモットーとする新世代われています。日中関係に関する国際の中国専門家を一人でも多く東北大学的な議論の場も豊富にあります。から世に送り出したいと考えています。人間の根源を問う、脳の発生学。人とは何か。かつて哲学の命題であったことを、いま脳発生学が分子レベルで明らかにしようとしています。大隅典子教授は、脳はどのようにつくられるのか、脳の神経発生の分子機構を探求することに取り組んでいます。理系といっても、論文の発表があり、外る以上にグローバル化しています。留学国人研究者との交流もある、英語も学ば生が多いので、仙台にいながら世界のなければいけない、言葉での表現が大き人とふれあえます。それから、総合大学く関わってきます。理系は、文学的なイの特徴を生かして学際分野の研究が非マジネーションではなく、事実をもとに言常に強みになっています。私の研究も、葉を組み立てていかなければいけないの分子生物学とともに、一方で心理学ので、論理的な表現力が必要です。研究者との共同も試みていたりします。科学を行うのは決してたやすくはないまた東北大学は日本で初めて女子学生けれども、世界の人が取り組んでいて、を受け入れた大学であり、女性研究者やりがいがあり、とても面白い。やらされを応援する数々の取り組みを行っていまているのではなく、自由に取り組むことがす。臆することなく、やりたいことをやっできます。自由は芸術家だけのものではなていいんだよと、私はいつも背中を押しく、科学者も追求できるものだと思います。てあげます。一生懸命の研究から必ず東北大学は、実は皆さんが感じてい次の道は開けると信じています。学部生、大学院生とともに議論することが多い。何事に対しても、どこに着目したのか、なぜそう思ったか、どのように結論づけるのか、論点を整理した上で自らの意見を述べる訓練の場となる。中国国内で集めた資料に基づく中国の政治史や日中関係に関する著作・共著の数々。東北大学公共政策大学院http://www.publicpolicy.law.tohoku.ac.jp/staff/anami/ポルトガル、フィリピン、中国、韓国などからの留学生がいるので、会話はほぼ英語。論文を書くためにも、英語のスキルは研究室での大切な基盤になる。「脳からみた自閉症」をはじめとした著作や訳書など。個人ブログ「大隅典子の仙台通信」では、サイエンス、アート、書評、教育論、若い人へのメッセージなど、広範な情報を発信している。東北大学大学院医学系研究科発生発達神経科学分野http://www.dev-neurobio.med.tohoku.ac.jp/greetings/index.html?研究・教育の特徴2入試と学部・学科の概要3大学生活6Tohoku University7